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海鳥日記

村田英二さんに会ってきました

村田英二さんに会ってきました。
村田英二さんに会ってきました_f0159390_9375657.jpg


村田英二さんは天売島で日本で初めてウミスズメの巣を発見した人です。
それは1956年、なんといまから50年以上前の話です。

村田さんは1953年から6年間天売島で中学校の教員をしていました。子供の頃から鳥の観察を続けていたので、自ら希望して天売島の中学校へ着任したそうです。その6年の間村田さんは当時たくさんいたウミガラスやケイマフリ、ウトウなどを観察してきました。

村田英二さんのウミスズメの記録は『鳥』の70号(日本鳥学会誌の前身)に載っていますので、私も知っていました。ウミスズメについてもっと知りたかったのですが、天売島の人から「今は札幌にいるらしい」という話を聞いたくらいで連絡先はわからないままでした。

今年、海鳥センター友の会で天売島で夜にウミスズメの調査を行い、それが北海道新聞に掲載されました。
しばらくすると、その村田さんから海鳥センターにお手紙をいただきました。手紙の中にはウミスズメについて書かれた『鳥』の別刷りが入っていました。

お礼の電話をかけたときに、おもいきって「天売島のウミスズメやウミガラスなどの昔話を聞かせてください」とお願いいたところ、快く引き受けてくれました。その後、村田さんは9月に羽幌に訪れる機会があり、海鳥センターにも立ち寄ってくれました。偶然にもそのとき私は日本鳥学会の大会で東京で今年のウミスズメの結果発表をしていました。

そして、10月26日に札幌の村田さんの自宅にお伺いしました。当時のウミスズメを観察した様子や、たくさんいたウミガラスの話などを聞きました。

村田さんの話には古い学者さんの名前(犬飼さん、黒田さん、藤巻さんなど・・・・)がたくさん出てきました。当時は今とは異なり鳥について詳しい人が少なかったようで、天売島から異動した後も北海道の海鳥の調査の際にはあちこちから声がかかり、松前小島や知床半島、ユルリ・モユルリ島の調査にも参加されたそうです。

村田さんは1930年生まれとのことですが、驚いたことにパソコンも自在に操っておりメールアドレスまで教えてもらうことができました。早速このブログを紹介しました。
村田英二さんに会ってきました_f0159390_10102921.jpg


今年のウミガラスの巣内の映像をみて、「昔はここにもっとぎっしり入っていた」とおっしゃっていました。ウミガラスの今の繁殖地はまだまだ入る余地があると思いました。

今年の夜のウミスズメの結果を海鳥センターで展示してありますので、来館の際にご覧ください。


by seabirdcenter | 2012-10-30 10:36 | 海鳥の話題

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