海鳥日記

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アリスイ

 海岸沿いで野鳥を探していると、アリスイを見つけました。北海道でアリスイは低地でも普通に見ることができます。
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 この鳥はキツツキの仲間で、“蟻吸”という名前のとおり、長い舌でアリを舐めとります。その長さは「体の大きさに対して舌が最も長い鳥」としてギネス世界記録を持つほどだそうです。

 この鳥を観察していると、世界記録の舌が見えないか、つい夢中になってしまいました。(2015.5.29 撮影)


さい
 
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by seabirdcenter | 2015-05-30 17:24 | 【自然情報】羽幌

コシジロアジサシ

5月19日、遠別町の遠別川河口にコシジロアジサシがいるのを、しょさんべつ天文台の黒田弘章さんが発見し、撮影しました。

コシジロアジサシは、日本ではあまり記録がなく希な迷鳥とされています。北海道では1990年に根室、1999年に石狩、2007年に紋別で記録があります。その他ここ数年、道東で発見例が数例あるようです。道北の日本海側では、おそらく初めての記録だと思います。

サハリンなどロシア極東からアラスカの沿岸で繁殖して、冬は東南アジアで観察されていることから、南下して越冬していると考えられています。今回の発見も、繁殖地に向けた渡りの途中だったのでしょうか。

(撮影:黒田弘章 氏)


ishigo
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by seabirdcenter | 2015-05-22 13:43 | 【自然情報】オロロンライン

オオヨシキリ

 羽幌川の周辺を散策していると「ギョシギョシ…」という音が聞こえてきました。音の正体はオオヨシキリのさえずりでした。オオヨシキリは夏鳥として河川やヨシ原などで見ることができます。
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                (2015.5.18 撮影) 

 特徴のあるさえずりから「行々子(ぎょうぎょうし)」という俗名もあります。

 鳥のさえずりなどを人間の言葉に置き換えて覚える方法を「聞きなし」といいます。ウグイスの「法 法華経(ホーホケキョウ)」もそのひとつです。

 観察しているうちに昔の人はこの鳥をどのように観て、どのように聴いていたのか気になってきました。


さい

 

 

 
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by seabirdcenter | 2015-05-21 11:47 | 【自然情報】羽幌

はじめまして_自己紹介

はじめまして。長谷部さんの後任として、5月18日から北海道海鳥センターの自然保護専門員として働くことになりました松井です。今年から天売島のウミガラス・ケイマフリ・ウミスズメを中心とした海鳥の保護・調査に取り組みます。

これまでは亜熱帯の島(沖縄県南大東島)で繁殖するモズの生態や、都市部で近年減少傾向にあるスズメの生態、フランスの研究者と共同で東日本大震災の後の鳥類への放射線の影響などを調べてきました。これまでは主に小鳥類を対象に生態を調べてきたので、海鳥の調査経験は少ないのですが、世界でも有数の海鳥の繁殖地となっている天売島で、これから保護・調査に取り組めるのでとても楽しみです。

北海道で生活するのは初めてなので、不慣れなことも多いのですが、これからどうぞよろしくお願いします。

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まつ
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by seabirdcenter | 2015-05-20 10:18 | インフォメーション

トビ

 羽幌町内で自転車を走らせていると、頭上にトビが飛んでいました。トビは市街地でも見ることができる最もなじみ深い猛禽類かと思います。
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                 (2015.5.17 撮影)
 
 この写真では体の模様は分かりませんが、飛翔時に三角形になる尾羽も識別するポイントの1つです。

 観察していたトビはしばらくするとカラスに追いかけられていました。同じ環境で暮らすカラスはトビにとって最大のライバルなのかも知れません。

さい
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by seabirdcenter | 2015-05-17 15:40 | 【自然情報】羽幌

ウミガラス巣内カメラの映像を公開しました!

 ウミガラス(オロロン鳥)の日本で唯一の繁殖地である天売島。現在、繁殖しているのは赤岩の対岸の崖のくぼみ一箇所のみです。環境省羽幌自然保護官事務所では、そのウミガラスの繁殖地内にカメラを設置し、飛来数や繁殖状況などを撮影し保護活動に役立てています。
 
 今シーズンは巣内カメラを4月23日に設置しました。今年は残念ながらケーブルの破損により巣内の音声の録音ができませんが、巣内の2台のカメラが鮮明に繁殖地内の様子を撮影しています。

 この映像は4月28日のもので約20羽のウミガラスを確認することができます。交尾の様子や何かを驚いて外をうかがっている様子がわかります。

 5月中旬くらいには卵の様子も確認できるのではと思います。これから繁殖地の様子を随時公開していきますので、ぜひご覧ください。
 
 

 たけ
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by seabirdcenter | 2015-05-12 19:06 | ウミガラス保護増殖事業

ビロウドツリアブ

 羽幌町内の森をウグイスの声を聴きながら歩いていると、足もとにビロウドツリアブが飛んでいるのに気がつきました。このアブはホバリングをしながら花の蜜を吸うのが得意です。
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                  (2015.5.7 撮影)

 昆虫らしくないふさふさとした毛と長い口吻から、個人的には鳥のキーウィに似ていると感じたのですがどうでしょうか。


さい
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by seabirdcenter | 2015-05-09 11:21 | 【自然情報】羽幌

ツグミ

 羽幌町のビオトープでホオアカを探していると、ツグミがいるのを見つけました。
ツグミは北海道に冬鳥として渡ってきます。
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                  (2015.5.5 撮影) 
 
 
 名前の由来は、口をつぐむの「ツグム」から来ているという説もありますが、詳しいことはわかっていないようです。

 ホオアカを探すという本来の目的を忘れ、夏になるといなくなってしまうツグミを、しばらく観察していました。


さい
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by seabirdcenter | 2015-05-08 16:12 | 【自然情報】羽幌

今年もウミガラス保護増殖事業が始まりました③

ウミガラス繁殖地のカメラ設置作業の様子を紹介します。
ウミガラスの繁殖地は高さ25mの断崖のくぼみにあるため、カメラの設置作業はプロのクライマーさんが行います。

クライマーさんの作業の前に、まずカメラと地上の電源部をつなぐケーブルの敷設作業を行いました。ケーブルは冬期間崖の中腹に保管してあり、それを下ろす作業です。
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しかし落石によりケーブル1本が破損して切れていました。そのため、この部分を修復したのですが…
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そしていよいよクライマーさんもやってきて、カメラの設置作業です。いつものように船でシライソまで運んでもらい、そこから赤岩近くの繁殖地まで20分ほど歩きます。
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安全を確保しながら繁殖地まで登っていきます。天売島の崖は非常にもろくボロボロ崩れ、とても危険です。
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ウミガラスの繁殖地は高さ25mの断崖のくぼみにあります。このような場所で作業を行います。その危険さがわかるでしょうか。
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ウミガラスの繁殖地は幅3m、奥行き2mほどです。誘引とハシブトガラスなどの捕食者の侵入を防ぐために設置されたデコイ(模型)がたくさん置いてあります。
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高さもしゃがんでようやく入れるくらいであり、作業はとても大変です。
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まずは昨年設置したカメラを撤去します。ウミガラスの糞やほこりなどでとても汚れています。
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そして新しいカメラを設置します。カメラは4台設置したのですが、カメラ2台分の映像しか映りません。色々調べましたが、ケーブルが破損しており通電していないようです。破損した部分は修理したのですが、他にもいくつかの落石があったようで至る所で破損しており、修理は困難な状況でした。ケーブルは全部で3本あるのですが、そのうちの2本が使えない状態になっていました。この冬はかなりの落石があったようで予想以上の状況でした。

残念ながら今年は2台のカメラで撮影をすることになりました。また昨年設置した繁殖地内の音を録音するマイクも使えなくなってしまいました。。。ただ、2台のカメラで繁殖地内を全て網羅できるよう調整をしたのでモニタリング作業は大丈夫です(今までは重なる部分があったのですが、今回はないので途中で写らなくなった場合が心配ですが…)。落石の問題はかなり深刻であり、来年度どのようにするか検討が必要です。

写真の黒色の箱がカメラです。
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とにもかくにも、ウミガラス繁殖地内のカメラの設置作業は無事に完了しました。既に天売島にはウミガラスが繁殖のためにやってきています。次回はカメラで撮影したウミガラスの様子を紹介いたしますので、お楽しみに!

たけ
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by seabirdcenter | 2015-05-03 18:42 | ウミガラス保護増殖事業

スズメ

 突然ですが、スズメの頭の模様を何も見ずに描けますか? どこにでもいて、毎日のように見ているはずなのに、僕は初めてこの質問をされたとき正確に描く事ができませんでした。
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               スズメ(羽幌 2015.5.3 撮影) 

 スズメに限らず、自然を「見て」いただけで、「観て」いなかったことに気がついたとき、自然の面白さを再発見しました。


さい
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by seabirdcenter | 2015-05-03 10:56 | 【自然情報】羽幌

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