海鳥日記

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海鳥センターウェブサイト アドレス変更のお知らせ

北海道海鳥センターのウェブサイトのアドレスが変わりました。

【新アドレス】http://www.seabird-center.jp/
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リンクやブックマークに登録されている方は、変更をお願いいたします。
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by seabirdcenter | 2012-03-31 13:31 | インフォメーション

羽幌の川の学習会

3月24日に羽幌の川の学習会が海鳥センターで行われました。

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とても多くの方々に参加していただきました。

稗田さんはたくさんの写真やDVD、手作りのアニメーションでとてもわかりやすく説明していただきました。

稗田さんは海と山をつなぐサケの役割を話した上で、サケの卵や稚魚を育む川の役割を説明しました。川は水を流すだけではなく砂利や石も流しており、ダムによってその流れを止めることにより下流でサケの産卵に必要な砂利が不足するだけでなく、河床低下により護岸が崩れ農地に被害を及ぼすと指摘しました。ダムのスリット化などによりサケが自然産卵できる環境を整えることにより、資源としてのサケだけではなく、陸から海にかけての生態系として様々な面でプラスになるとのことでした。

稗田さんは実は昨年の11月に一度羽幌を訪れたことがあります。そのときに羽幌にあるサケが遡上する二股沢川をみてもらっていたため、羽幌の川で具体的にとうしたらよいかという提言もいただきました。二股沢川が改善されれば、環境教育の学習河川として使えるかもしれないとおっしゃっていました。

稗田さんによると羽幌の南の増毛の雄冬地区には良好な川があるらしく、多くのサクラマスやサケが遡上し、自然産卵をしているようです。今後ここで稗田さんと観察会を開くかもしれません。

(H)
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by seabirdcenter | 2012-03-30 16:08 | 行事報告

森と海と川をつなぐサケ

サケが一生通して森や川、海にそれぞれ与える良い影響を表した新しい展示をつくりました。
サケは森の奥深い小川で生まれ、川を下ってその先の海で数年を過ごし、成長したのち産卵のため再び自分が生まれ育った川に帰ることは(遡上)よく知られています。羽幌町のほか道内の川で秋に遡上するサケの姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
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サケが移動することで、森の栄養が川によって海に運ばれ、遡上するときは海の栄養を再び森にかえしています。サケやその仲間が遡上する川がある森は、ほかの森に比べて木々の成長が早く、豊かで健康です。
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展示に合わせて、すごろく『サケもつらいよ、遡上人生ゲーム』を作りました。
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人と同様、サケの一生も喜怒哀楽のくりかえしです。
水生生物に食べられたり、激流にのみ込まれたり、釣り人に釣られたり、ダムに行く手を阻まれたり…。でも悪いことばかりでもありません。プランクトンが大発生してエサが豊富に摂れたり、ステキな恋が訪れることも!
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すごろくは図書コーナーにあります。みなさんサケの気持ちになって遊んでみてください。


絵はサポーターMさん作です。すてきな絵をありがとう!!

(Z)
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by seabirdcenter | 2012-03-29 18:03 | 展示紹介

羽幌天売航路はオロロン鳥でいっぱいです

3月28日に羽幌から天売までのフェリー航路にたくさんのウミガラス(オロロン鳥)がいました。

ウミガラスの渡り状況を調べるために、羽幌と天売を往復しました。

期待通り羽幌と焼尻の間の沖合にたくさんのウミガラスとハシブトウミガラスがいました。
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写真のぽつぽつしているのがハシブトウミガラスの群れです。

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あごの部分が白いのがハシブトウミガラスの冬羽です。

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これはハシブトウミガラスの冬羽から夏羽への換羽中です。

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こちらは夏羽です。はばたいていました。

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くちばしが太めなのが特徴です。
ハシブトウミガラスはウミガラスと異なり日本で繁殖しておらず、冬になると越冬しにやってきます。

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左にいるのがウミガラスの冬羽です。かなり白っぽく見えます。右下の首だけ出ているのはおそらく換羽中のウミガラスの夏羽です。

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ウミガラスは一番多かったですが、コウミスズメもたくさんいました。非常に小さいのでわかりにくいです。小鳥サイズの海鳥です。

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ウトウもたくさんいました。

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すっかり夏羽に変わっていました。

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このほかにウミスズメの群れもいました。

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そのほかはオオハムや

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こちらは後ろ姿のアカエリカイツブリ冬羽です。

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夏羽になったウミウ(左)やヒメウ(右)がいました。

これからウミガラスやコウミスズメは少なくなり、代わりにウトウやウミネコが増えてくると思います。

航路で観察した鳥
ウミガラス、ハシブトウミガラス、ケイマフリ、ウミスズメ、ウトウ、コウミスズメ、オオセグロカモメ、シロカモメ、ウミウ、ヒメウ、オオハム、アカエリカイツブリ、コオリガモ、シノリガモ、オジロワシ、ハシブトガラス

(H)
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by seabirdcenter | 2012-03-28 17:46 | 【海鳥情報】天売島

早朝のウトウ

今年はもう天売島の繁殖地にウトウがき始めているようです。

7月の早朝のウトウの様子を紹介します。



繁殖期には夕方のウトウの帰巣が有名ですが、早朝には出巣します(巣から海に向かって飛び立つ)。

明るくなる前には巣のまわりはウトウだらけです。
そこにはオオセグロカモメが巣から飛び出してしまったウトウのヒナを探していて、食べている個体もいました。

少し明るくなってくると、穴を掘っている個体やけんかをしている個体などいろいろです。しばらくすると崖の上から次々に海に向かって飛び立っていきました。

昼の繁殖地はウトウがいなくて閑散としてますが、夕方になるとまたたくさん戻ってきます。

この帰巣は卵を持つ前には時間が遅く真っ暗になるちょっと前です。卵を産み巣に帰るのが早くなり見やすくなるのが、だいたい5月くらいから7月いっぱいまでです。

(H)
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by seabirdcenter | 2012-03-27 12:03 | 【海鳥情報】天売島

ウミアイサ

3月21日にウミアイサが海鳥センターに運ばれてきました。

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羽幌町内のホクレンショップの駐車場で飛べなくなっていたようです。
おそらく昨日の嵐で陸上におりてしまったのでしょう。

これは雄で頭がぼさぼさしています。
ウミアイサはこちらのブログもご覧下さい。
また、これとよく似ているカワアイサもいます。

こういった潜水するカモ類は海鳥と同様で陸からではうまく飛び立てないのが多いです。

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ウミアイサのくちばしをよく見るとギザギザしています。目は赤いです。

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浮いていることが多いので見る機会はほとんどありませんが、足は赤いです。

とくに怪我をしている様子もなかったので、すぐに羽幌港に放鳥しに行きました。

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ウミアイサは箱から出すとすぐに海に入っていき、元気に浮いていました。

(H)
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by seabirdcenter | 2012-03-22 14:16 | 本日の傷病鳥

オジロワシ・オオワシ調査

3月4日にオジロワシ・オオワシ調査を手伝ってきました。


この調査は北海道のいくつかの地域で一斉に冬に何度か行っているようです。

今回は羽幌から留萌までの区間でした。
全部で19羽で、うちオオワシが16羽でした。多くが南から北への飛翔だったので、ちょうど渡りに重なったのだと思います。

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途中にオオワシが漂着したアザラシの死体をつついているというので、注意してみていました。途中数羽のワシが上空をぐるぐる旋回していたので、砂浜を見るとワシが集まっていました。

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ここには4羽のオオワシと1羽のオジロワシが来ていました。

かなり遠くから見ていたのですが、こちらに気づいたのか飛んでいってしまいました。
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オオワシです。

(H)
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by seabirdcenter | 2012-03-21 14:45 | 【自然情報】オロロンライン

ウミネコ

3月17日にウミネコがついに羽幌に到着しました。

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ウミネコは天売島で繁殖していますが、冬の12月から2月までいなくなります。

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だいたい3月始め頃には戻ってくるのですが、今年は雪が多くて寒いためか、なかなか現れませんでした。

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しかし、3月17日になってようやく見つけました。

天売島のウミネコは3月10日に見つけました。

このほかは
ムクドリ(3/17 古丹別)、ホオジロ(3月17日 古丹別)が今年の初確認です。

(H)
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by seabirdcenter | 2012-03-19 09:59 | 【自然情報】羽幌

ケニア旅行記(5)旅の道具と情報編

ケニア旅行記最終回は、これからケニア旅行をされる方に、少しでも参考になればと思い、旅で使用した道具や関連する情報について、紹介したいと思います。


■観察・撮影の道具について
今回の旅で、私が野生生物の観察と撮影のために持って行った道具は以下のとおりです。
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・双眼鏡(8倍×42)1台
・デジタル一眼レフカメラ本体 1台
・レンズ3本(300mm f2.8+1.4倍テレコン、14-24mmズーム、28-300mmズーム)
・コンパクトデジカメ(防水タイプ)1台
・予備バッテリー、充電器、変換プラグ、CFカードの予備、清掃道具など
・図鑑 哺乳類→フィールドガイド・アフリカ野生動物(小倉 貫太郎 著)
    鳥→Birds of East Africa: Kenya, Tanzania, Uganda, Rwanda, and Burundi (Terry Stevenson、 John Fanshawe)※洋書です


三脚は持って行きませんでした。国立保護区内は基本的にサファリカーから出られず、車内からの撮影となります。そのため、三脚は必要ないと思います。

双眼鏡やカメラなどの光学機器は、手荷物として預けることに不安があったため、カメラバッグに入れて機内に持ち込みました。
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カメラバッグの容量がそれほど無かったので、その中にギリギリ収まるカメラ本体1台とレンズ3本を持って行ったのですが、レンズは2本に減らしてでもカメラ本体をもう1台持って行けば良かったと思いました。サバンナは乾燥していて尋常ではない量の土埃が舞っています。その中でのレンズ交換はできれば避けたいので、交換レンズを多く用意するより、本体にレンズを装着した状態で2セットあった方が、さまざまな場面に対処できると思ったからです。



■その他、旅の情報について
今回のケニア旅行では既存のパッケージツアーに参加するのではなく、現地に強い旅行会社に旅行のコーディネートを依頼しました。その方がじっくりと観察や撮影ができると思ったからです。行程を作成する際に、哺乳類だけではなく野鳥観察もしたいと伝えました。その結果、野鳥がたくさん見られる場所を訪れることができ、全行程を案内してくれたドライバー兼ガイドは野鳥に詳しい方になりました。

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サファリカーはワンボックスカーの屋根を改造して開くようになっています。観察や撮影は、この開いた屋根から行います。


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国立保護区内だけでなく、移動中の幹線道路も未舗装の悪路が多いです。振動と土埃はあきらめるしかありません。


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宿は、写真のようなロッジに宿泊しました。設備も整っていて快適です。電気は普通に使えたのでカメラの充電も問題ありませんでした。


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マサイマラではテントロッジに宿泊しました。大きな常設テントの中にベッドやホットシャワー、水洗トイレが入っています。発電機が夜10時に止められるので、それ以降は真っ暗になります。ヘッドランプ必携です。また、カメラの充電も、それまでに終えておく必要があります。
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夜には動物の鳴き声や足音が近くで聞こえ、サバンナに泊まる楽しさを味わうことができます。個人的にはすべて整ったロッジより、このテントロッジの方が良かったです。


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食事は、移動中のレストランや宿泊したロッジでも、大抵がバイキング形式なので、好きなものを選んで食べることができます。どれもとてもおいしく調理されていました。肉料理はパクチー(コリアンダー)が使われていることが多かったので、パクチーが苦手な人には辛いかもしれません。
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移動途中に焼きトウモロコシ売りがいたので、チャレンジしてみました。日本で食べられている甘いスイートコーンではありません。日本では家畜の飼料用として栽培されているデントコーンです。甘みは無く硬いので、食べるとあごが疲れますが、噛めば噛むほど素朴な味がして、とても気に入りました。


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というわけで、アフリカやケニア旅行と聞くと敷居が高いと感じるかもしれませんが、快適に旅を楽しむことができました。みなさんも、機会があればぜひ行って、サバンナを肌で感じていただければと思います。


第1回「サンブル国立保護区」は→こちら
第2回「ナクル湖国立公園」は→こちら
第3回「バリンゴ湖・ナイバシャ湖」は→こちら
第4回「マサイマラ国立保護区」は→こちら

( I )
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by seabirdcenter | 2012-03-17 11:41 | コーヒーブレイク

はぼろ学講座『おろろん鳥のはなし』

3月15日に北海道海鳥センターで羽幌学講座を行いました。

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2011年にオロロン鳥が7羽巣立った報告とこれまでの保護の取り組みを、写真や動画を交えて説明しました。

この講座には30名くらいにご参加いただきました。ありがとうございました。今年はさらに増えたという報告ができるよう努力いたしますので、よろしくお願いします。

3月24日(土)には同じ海鳥センターで『羽幌の川の学習会』を行います。申込・参加費不要ですのでこれにもぜひご参加ください。

くわしくはこちら

(H)
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by seabirdcenter | 2012-03-16 09:21 | 行事報告

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