海鳥日記

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流氷のウミガラス

今年は流氷が来るのが早いようで、オホーツク海では流氷観光が始まりました。

網走から出ている流氷観光船『おーろら』号に乗ってウミガラスを見たという情報を知床海鳥研究会の福田佳宏氏よりいただいたので、お知らせします。

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『ウミガラス』 福田佳宏 2012年1月21日撮影

ウミガラスは国内で天売島でしか繁殖していませんが、冬期には北海道各地の港でまれに姿を現すことがあります。この個体は冬羽で頭部が黒っぽく見える夏羽とは異なります。

流氷観光船に乗る主な目的は流氷を見ることですが、フェリーなどと異なりゆっくり走り、あまり揺れないので海鳥の観察するのに適しているそうです。特に流氷がオホーツク海を埋め尽くす前の今の時期は流氷の近くにウミガラスやケイマフリなどのウミスズメの仲間を見るチャンスです。

おーろら号にはケイマフリのポスターも展示予定だそうです。
くわしくはこちら(福田さんのブログ)をご覧ください。

海鳥だけではなく、ゴマフアザラシやオジロワシなども観察できるそうです。
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『オジロワシ』 福田佳宏 2012年1月21日撮影


流氷砕氷船に乗って海鳥を観察してみてはいかがでしょうか?

(H)
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by seabirdcenter | 2012-01-30 11:57 | 海鳥の話題

シカがまた来ました

1月20日にシカがまた羽幌の市街地近くに来ました。

海鳥センターの近くにも足跡が付いていました。福寿川を渡ったようです。
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シカは港に来ていました。右側の個体は小さいです。母子でしょうか?
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港で雪を掘って草を食べていました。今年は雪が多いため、山の中で餌を探すのは大変なのでしょう。

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雪を掘った跡です。それにしても雪で埋まっていても餌の場所がわかるはすごいですね。臭いでわかるのでしょうか?

(H)
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by seabirdcenter | 2012-01-25 14:02 | 【自然情報】羽幌

苫前港に集まる海の鳥

苫前港はいつもカモなどで賑わっています。シノリガモとスズガモです。

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シノリガモは羽幌港や苫前港でいつもいます。左が雌、右が雄です。

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シノリガモの第1回繁殖羽(1年目の雄)です。顔の横にある白い点が目印です。一見雌のようですが、顔の白斑後方に雄の特徴である白い縦線や脇腹が赤っぽく見えます。雌とよく似ているので気をつけないといけません。

オオセグロカモメを中心としたカモメ類もいます。
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このシロっぽいカモメはシロカモメの第1回冬羽(夏に生まれた個体)です。
シロカモメの成鳥はこちらをご覧ください。

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ヒメウもいました。冬は天気が良くないので黒っぽく見えますが、天気が良いときには緑色の光沢が見えます。普段はあまり港内にいませんが、時化た時にはたくさん集まってきます

(H)
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by seabirdcenter | 2012-01-24 13:22 | 【自然情報】オロロンライン

コオリガモ保護

1月23日に羽幌神社周辺でコオリガモがカラスに襲われているところを保護されました。


コオリガモは冬の苫前港や羽幌港で希に浮いています。海鳥と同様に陸に上がってしまうとうまく飛び立てません。

コオリガモが海鳥センターに連れて来られてから、落ち着かせるために段ボール箱の中に入れました。暗くすると鳥はおとなしくなるものですが、この個体は箱の中で元気に暴れ回っていたので、すぐに港に放すことにしました。

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足は灰色です。この個体は雄ですがとても長い尾羽がないので第1回冬羽などの若い個体だと思います。

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コオリガモは箱から出すと水かきを浸かってすぐに海へ入りあっという間に遠くへ行ってしまいました。

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この後、潜ってしまったのか、飛んだのかわかりませんが、港内で見当たらなくなりました。

過去のコオリガモは以下の記事をご覧ください。

苫前港のカモ(2011/1208)

嵐の日の港(2010/3/20)

コオリガモ(2009/2/19)


(H)
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by seabirdcenter | 2012-01-23 16:56 | 本日の傷病鳥

珍客

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先日、海鳥センターの窓のすぐ外にエゾシカがいました。海鳥センターは住宅街の中にあるので、普段はシカがいるような場所ではありませんが、年に何回か見ることがあります。
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海鳥センターの裏手を流れる福寿川がシカの道になっているらしく、ここを通って海岸まで行っているようです。このシカたちも初めは港付近にいて、雪の少ない所を掘り返しては、地面の草を食べていたそうです。
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この後、役場職員の誘導によって再び川伝いに山の方へと帰って行きました。
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( I )

■海鳥センターの嘱託職員を募集中です
 私たちと一緒に、海鳥保護の仕事をしてみませんか?詳しくは→こちらをご覧ください。
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by seabirdcenter | 2012-01-22 16:09 | 【自然情報】羽幌

屋根の雪下ろし

昨シーズンのように一気に積もるドカ雪はないものの、今年も毎日くり返される除雪作業に手を焼いています。
冬至から約ひと月。寒さの中にも日は確実に長くなっていることを実感して、幸せな気持ちになるひとも多いのではないでしょうか。

昨日羽幌町は、久しぶりに晴れて日中の気温は−3℃でした。雪下ろし日和かどうかはわかりませんが、屋根から大きくせり出した雪を下ろしました。
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徐々に降り積もった雪は何層にも重なり、固くなっています。
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連日道内各地で、除雪による事故が相次いでいるようです。
みなさん雪はね作業には十分に気をつけて、厳しい冬を乗りきりましょう。

(Z)

■1月の休み 23日(月)、30日(月)
【採用情報】北海道海鳥センター嘱託職員募集中

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by seabirdcenter | 2012-01-20 09:52 | コーヒーブレイク

冬のユキウサギ

写真家の富士元寿彦さんの案内でサロベツのユキウサギの観察に行って来たとの情報をいただきました。

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岩澤光子 撮影

サロベツ原野の林の際にはこうしたユキウサギの足跡がたくさんあるそうです。
サロベツでなくても、ユキウサギの足跡はよく見かけますが、実際に姿を見ることは難しいです。

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岩澤光子 撮影

ようやく見つけたユキウサギですが、風景に溶け込んでいます。
体の色は雪と同じの真っ白でじっとしているので、よく探さないと見つかりません。

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岩澤光子 撮影

これもみつけづらいです。ユキウサギも天敵のキツネやワシなどに見つかったら困るので、しっかり身を隠しているのでしょう。

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岩澤光子 撮影

富士元さんによるとこれは2頭が追っかけあった跡だそうです。

冬のサロベツ原野を1日ユキウサギを探し歩いて見つけたのはわずか3頭。
野生動物と出会うのは難しいですが、それだけに出会った時の嬉しさは格別でしょう。

(H)
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by seabirdcenter | 2012-01-19 11:34 | 【自然情報】オロロンライン

氷点下の世界

冬の写真をいただきました。
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岩澤光子 撮影

港にできた蓮の葉氷です。表面が凍る時の始めの段階です。

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岩澤光子 撮影

羽幌川河口にできたケアラシです。急に冷え込んだ日に暖かい海水の表面が冷やされて湯気のように立ち上ります。

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岩澤光子 撮影

カラマツの松ぼっくりにできた樹氷です。これも晴れて急激に冷え込んだ朝に湿気のある川沿いなどでできます。

羽幌は毎日雪ですが、スノーシューやスキーを履いて野山に歩くには絶好のふわふわの雪がたまっています。

(H)
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by seabirdcenter | 2012-01-18 13:44 | 【自然情報】羽幌

ワシカモメ

1月17日に羽幌川河口にワシカモメがいました。

羽幌川河口の中州には雪の上にカモメ類が羽根を休めており、ほとんどがオオセグロカモメですが、この中にワシカモメが混じっていました。


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ワシカモメ(下)オオセグロカモメ(上)です。

大きさはだいたい同じですが、背中の灰色が薄く一番後ろに出ている羽根(初列風切)が灰色なのが特徴です(オオセグロカモメは黒い)。

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こちらはセグロカモメ。左に半分写っているオオセグロカモメより背中の色が薄いのが特徴です。奥に隠れているのはワシカモメ。

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3種並んでいます。ワシカモメ(手前)、セグロカモメ(右)、オオセグロカモメ(左)です。

ワシカモメとセグロカモメの背中の灰色はだいたい同じです。後ろに出ている羽根が黒か灰色かの違いです。

ワシカモメもセグロカモメも冬に羽幌で記録はありますが珍しいです。

(H)
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by seabirdcenter | 2012-01-17 14:18 | 【自然情報】羽幌

【採用情報】北海道海鳥センター嘱託職員募集


※以下の募集は終了しています。

北海道海鳥センターでは、スタッフ(嘱託職員)を以下のとおり募集します。海鳥と海洋環境を守り、人と自然をつなぐ仕事です。私たちと一緒に働いてみませんか?
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1 勤務場所  北海道海鳥センター(羽幌町北6条1丁目)

2 勤務内容  
 ・海鳥を通した自然解説活動
 ・各種行事の企画・運営
 ・施設内展示の企画・制作
 ・傷病鳥獣の保護飼育
 ・一般事務など

3 募集人員  1名

4 資格要件  次のすべてを満たすこと。
 ・日本で唯一の海鳥研究・啓発施設として積極的に海鳥保全を推進していく熱意がある。
 ・野生生物調査や鳥獣の保護飼育の経験を有する、または積極的に取り組む意欲がある。
 ・インタープリテーション(自然についての解説)の経験を有する、または積極的に取り組む意欲がある。
 ・パソコンに関する知識があり、操作ができる。

5 雇用期間  平成24年4月1日~平成25年3月31日

6 勤務時間  週29時間(シフト制、詳細別途指示)

7 報酬  月額 135,000円(予定)

8 保険等  健康保険、厚生年金、雇用保険、非常勤公務災害補償に加入

9 申込書類
 (1)市販の履歴書(顔写真貼付)
 (2)800字程度の作文(テーマは自由)
 (3)身上書(羽幌町指定様式)
  ※様式はこちらからダウンロード(PDF形式58KB)もしくは羽幌町町民課環境衛生係までご請求ください

10 申込期限  平成24年2月23日(木) 午後5時30分必着(郵送は期限必着)

11 試験方法  書類選考、面接試験(書類選考合格者のみ)

12 試験日時等  後日、申込者に通知します

13 申込・お問い合わせ  〒078-4198
               苫前郡羽幌町南町1番地の1
               羽幌町町民課環境衛生係 TEL.0164-68-7003(直通)

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羽幌町は海に面していて、沖には天売島と焼尻島、2つの島があります。春は山菜とり、夏は海鳥、秋はきのこ狩り、冬はスノートレッキングなどが楽しめます。

北海道海鳥センターの活動内容については、北海道海鳥センター ホームページ http://www3.town.haboro.hokkaido.jp/seabird/ をご参照ください。
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by seabirdcenter | 2012-01-16 15:17 | インフォメーション

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