海鳥日記

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カモメ類

10月26日の羽幌は冬の荒れた天気となり、港にはカモメ類が羽を休めていました。
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真ん中にいるのがカモメ成鳥です。総称ではなくカモメLarus canusという種がいます。その後ろにいるのが同じカモメの第1回冬羽(今年うまれのカモメ)です。

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こちらの一番手前の鳥はカモメの第3回冬羽(3年目の冬)です。すぐ後ろにいる成鳥と少し異なります。成鳥になるまで4年かかります。さらに後ろにいるのはオオセグロカモメの成鳥です。

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これはオオセグロカモメの第3回冬羽です。黄色のくちばしの赤い点は成鳥になるまで出てきません。

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セグロカモメ第4回冬羽(左)とセグロカモメ第1回冬羽(右)です。セグロカモメやオオセグロカモメは成鳥になるまで5年かかります。年によって羽の色などが異なるのがカモメ類の特徴です。その後ろに隠れているのがカモメです。

今はちょうどカモメ類の渡りの時期です。荒れた日の港には様々な種のカモメが嵐をしのいでいるかもしれません。

(H)
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by seabirdcenter | 2011-10-31 09:45 | 【自然情報】羽幌

冬期間の開館時間変更のお知らせ

北海道海鳥センターでは、チャレンジ25のチャレンジャーとして、地球温暖化対策のため施設から排出されるCO2の削減に取り組んでいます。その一環として、冬期間の開館時間を次のとおり変更いたします。ご理解、ご協力をよろしくお願いします。

 【開館時間】  平日(火~金)  午前9時~午後4時(1時間短縮)
         土・日、祝日   午前9時~午後5時(変更なし)
 【期  間】  平成23年11月1日(火)~平成24年3月30日(金)
         ※月曜日、祝日の翌日、年末年始は休館

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また、CO2削減のため、館内の暖房にペレットストーブを導入していますが、暖房温度を低く設定しています。ご来館の際は、暖かい服装でお越しください。
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by seabirdcenter | 2011-10-28 12:18 | インフォメーション

羽幌高校1年生の総合学習で講演をしました

昨年も行った羽幌高校1年生の総合学習を今年も行いました。先週は生徒さんたちが海鳥センターに来館し、ワークシートを埋めながら、展示解説を聞いてもらいました。

翌週の10月26日に高校の体育館で、講演とワークショップを行いました。ワークショップは昨年も行った海鳥学習プログラム「海鳥を学ぼう」から、海鳥の体内に海洋に流出したプラスチックが取り込まれることを体験する活動「おなかがすいた!」を体験しました。
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参加された生徒の皆さん、ありがとうございました。これをきっかけに、地域の自然についてもっと関心を持ってもらえればいいなと思っています。

( I )
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by seabirdcenter | 2011-10-27 11:36 | 団体対応

一歩園ジュニア自然環境賞をいただきました

海鳥センターのジュニアレンジャーが、財団法人 前田一歩園財団から「一歩園ジュニア自然環境賞」をいただきました。10月23日に札幌で表彰式と祝賀会が開催され、6年生メンバー6人がジュニアレンジャーを代表して出席しました。
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ジュニアレンジャーは今年で結成10周年です。これまでのさまざまな活動を評価していただき、受賞となりました。嬉しいですね。
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6年生メンバーはこの日のために土日に集まり、活動紹介のポスターをつくり、会場に掲示しました。このポスターや表彰式の様子は、海鳥センターに展示しますので、みなさん見に来てください。

ジュニアレンジャーのみなさん、これからも先輩たちの活動に負けないよう、はりきって活動していきましょうね!

( I )
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by seabirdcenter | 2011-10-24 11:23 | ジュニアレンジャー

ウトウが戻ってきました。

ウトウが天売の周辺の海に戻って来ました。

今年のウトウの繁殖も無事に終わり、天売島周辺では8月中旬くらいからウトウの姿は見られなくなっていました。

10月22日に天売島から羽幌に帰る途中にウトウの群に出会いました。
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最大で60羽くらいが列になって飛んでいました。

天売海鳥研究室の鈴木優也氏によると、天売島で電波発信機を付けたウトウの調査結果から繁殖終了後に一旦サハリン周辺の海域まで北上し、10月くらいから南下し冬は北海道より南の日本海周辺の海ですごし、春になると再び北上し天売島へ戻ってくるそうです。ウトウは餌の魚を追って移動しており、水温が13℃くらいの海域を好むそうです。

ちょうど今の天売島周辺の海水温は15度ほど、ウトウの渡りの時期に当たるのかもしれません。

(H)
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by seabirdcenter | 2011-10-22 15:40 | 【海鳥情報】天売島

図書コーナーより

最近海鳥センターの図書コーナーに新しく加わった本のご紹介をします。

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◇日本鳥の巣図鑑  小海途 銀次郎・和田岳 著 /大阪市立自然史博物館・大阪自然史センター 編
 巣と巣の場所がわかる写真図鑑。

◇【決定版】 巣と卵図鑑 林良博 監修/小海途銀次郎 著
 182種の巣穴と実寸大の卵をイラストで紹介。こんなところに巣が…!と驚きの1冊。

◇【決定版】 羽根図鑑  笹川昭雄 著  
 総数300種の野鳥の羽根を網羅。羽根の1枚1枚を緻密なイラストで紹介。

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◇干潟のくちばしじまん 今宮則子・小島祥子 著/今泉忠明 監修
 干潟に集まる鳥たちのくちばしとエサのお話し

◇BIRDER 文一総合出版
 10月号 特集:たまに来る鳥 迷い鳥がわかる!
 11月号 特集:楽しいカモガイド じき羽幌にも、たくさんの海ガモがやって来ます!

〈番外編〉
今年は道内の市街地でヒグマの姿が…
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◇クマよ 星野道夫 著(たくさんのふしぎ傑作集)
 著者がアラスカのクマにやさしく語りかける写真絵本。

◇ヒグマ 門崎允昭 犬飼哲夫 著
 ヒグマの生態やヒグマと人との共存策について知る1冊。

◇ジュニアレンジャーが小寺卓矢さんのワークショップなどで作成したの写真絵本。
素敵な写真がふんだんに。
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お気に入りの1冊を見つけて、これからの寒い季節は、海鳥センターの図書コーナーをご利用くださいね。

(Z)

■10月の休み 24日(月)・31日(月)


 
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by seabirdcenter | 2011-10-20 12:52 | インフォメーション

タイミルセグロカモメ

10月18日の海は大荒れとなり、羽幌港にはカモメがたくさん羽を休めていました。

いつものようにオオセグロカモメがいるなと思って見ていると、いつもはピンクの足の色が少し違います。
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この写真の左の鳥は足が黄色っぽく、真ん中もピンクですが、少し薄いです。右側の途切れているのは普通のセグロカモメです。奥の首を曲げているのがオオセグロカモメです。下にいるのはユリカモメです。

じつはこのような鳥は去年も来ています。昨年はホイグリンカモメの亜種として紹介しました。

実際にはホイグリンカモメ Larus heuglini とセグロカモメの中間の特徴を持っているらしくホイグリン系と言われたり種の分類がはっきりしていないようです。この中間的な特徴を持っているものはタイミレンシス(taimyrensis)と呼ばれ、タイミルセグロカモメと呼ばれることもあります。

タイミルセグロカモメはいろんなバリエションがありこの2羽も両方とも同じです。
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こちらが足の黄色味が強い方
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こちらが足の赤味が強い方
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尾羽の白い三日月状の模様が少ないこと、今の時期の場合冬羽への換羽が遅れていて頭がまだ白いことも特徴です。

よく見ると毎年来ているのかもしれません。

(H)
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by seabirdcenter | 2011-10-18 11:39 | 【自然情報】羽幌

アカアシミズナギドリ

10月16日の羽幌は突然風が強くなり海は大荒れになりました。



エビかご漁をしていた漁船にアカアシミズナギドリが2羽飛び込んで来たそうです。この鳥は海鳥センターに連れられてきました。
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アカアシミズナギドリは全身が焦げ茶色でハシボゾミズナギドリやハイイロミズナギドリによく似ていますが、くちばしの根元と足が桃色なのが特徴です。天売焼尻羽幌航路でよく見かける上記2種と同様にオーストラリアやニュージランド周辺で繁殖し、夏に日本周辺の海上へ渡ってきます。
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2011年の12月15日にも同様にハイイロウミツバメが漁船に飛び込んできて保護されましたが、似たような状況だと思います。

これらの鳥は風に吹かれるなどして誤って地上に降りると飛び上がることができません。歩くのも不得意なのでじっとしていて飛べないように思えますが、海上からは助走をして飛び上がることができます。
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陸上の場合丘の上から助走しないと飛び立てないのはウトウをイメージしてもらうと分かり易いかと思います。

アカアシミズナギドリはミズナギドリの仲間で、ウミガラスなどとは異なり深く潜ることはできませんが、長い羽を持つため広い海上で長距離を飛ぶのに適しています。においを嗅ぐ器官が発達していて鼻に管のような大きな穴があるのが特徴です。この鼻を使って大海原の遠くに浮いている獲物を探します。
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この鳥は元気そうでしたので、嵐がさらにひどくなる前に港の風の当たりにくいところを探して放鳥してきました。
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放鳥すると1羽はすぐに水面から飛び立ち飛んでいきました。もう一羽はしばらくうまく飛び立てずに波をかぶったりしていましたが、しばらくすると飛び立ち大海原に消えていきました。
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(H)
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by seabirdcenter | 2011-10-17 14:15 | 本日の傷病鳥

写真絵本づくりでの子どもたちの写真

先日行われた写真絵本づくりワークショップで、子どもたちはすてきな写真を撮りました。テーマは「小さないのち」です。海鳥センター周辺で見つけた小さないのちを、その感動が一番伝わるように考えて、撮影しています。ほんの一部ですが、紹介したいと思います。

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(小学3年生 Yさん)

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(小学4年生 Sさん)

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(小学4年生 Aさん)

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(小学6年生 Iさん)

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(小学6年生 Mさん)

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(中学1年生 Mさん)

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(中学1年生 Hさん)


これらの写真は、後ほど海鳥センターに展示予定です。完成した絵本も、少しだけ展示しています。ぜひ、ご覧ください。

( I )
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by seabirdcenter | 2011-10-14 09:36 | ジュニアレンジャー

チゴハヤブサ

10月10日に羽幌にチゴハヤブサがいました。

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この日羽幌町にある朝日公園に行ったところハシボソガラスがやたらと騒いでいたので、どうしたものかと空を見上げたところ、チゴハヤブサが上空を飛び回っていました。

チゴハヤブサはハヤブサとよく似ていますが、少し小さく胸にたてにはんがあり、お腹の下の部分が赤茶色なのが特徴です。

このチゴハヤブサは公園の上空を何度も旋回し足で何かをつかんでいるようでした。
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よくみると左足に掴まれたトンボの羽のようなものが見えます。それもそのはず、チゴハヤブサの主食は昆虫です。このため北海道へは夏の間だけ子育てにやってきます。

チゴハヤブサは自分で巣を作らずカラスの古巣などを利用します。札幌の市街地で繁殖していますが羽幌では春と秋にしか記録がないので、渡りの個体であると思われます。

(H)
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by seabirdcenter | 2011-10-12 11:36 | 【自然情報】羽幌

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