海鳥日記

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はぼろ学講座(ビオトープのトンボたち)のご案内

9月3日(土)に『ビオトープのトンボたち』と題したはぼろ学講座を、海鳥センターで開きます。

講師は、3月まで羽幌に在住していた山崎永尋さんです。
山崎さんは羽幌ビオトープはじめ、留萌管内でたくさんのトンボを見てこられた方です。今年2月に「オオキトンボ」(絶滅危惧種I類)が道内で初めて確認されることになった立役者のひとりでもあります。
身近にいるはぼろのトンボたちのお話しを聞いてみませんか。
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撮影地 ビオトープ


■日 時:9月3日 (土) 午後7時〜
■場 所:北海道海鳥センター
■講 師:山崎 永尋(のりちか)氏 胆振農業改良普及センター
■受講料:無料 申込み不要です
  
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オナガアカネ 撮影地 天塩町


■写真:山崎さん

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■9月の休館日
9月5日(月)、12日(月)、20日(火)、26日(月)
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by seabirdcenter | 2011-08-31 15:24 | イベント・行事案内

傷病鳥獣リハビリテーター講習会の報告

8月27日(土)に、道留萌振興局主催の傷病鳥獣リハビリテーター講習会を開催しました。講師は苫小牧市ウトナイ湖野生鳥獣保護センターの獣医師 山田智子さんです。

前回までは初期救護の方法を学ぶ初級編でしたが、今回は油で汚染された海鳥の洗浄など、海鳥救護の方法を学ぶ、より実践的な内容になりました。
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前半は講義で、海鳥の基本的な生態についてと、油に汚染された海鳥の救護方法について学びました。

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後半は実習で、救護に使われる道具の使い方などを学びました。

さらに、油汚染された海鳥の洗浄実習をしました。洗浄の方法にもコツがあり、鳥の羽を痛めにくい洗浄方法など、大変ためになる内容でした。
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油汚染の事故は、いつどこで起こるか分かりません。言い方を変えると、沿岸のどこでも起こる可能性があります。このような研修をとおして、一人でも多く救護活動をできる方が増えることを望みます。

このような講習会は、次年度以降も継続して開催する予定ですので、興味がありましたらお問い合わせください。

( I )


■9月の休館日
9月5日(月)、12日(月)、20日(火)、26日(月)
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by seabirdcenter | 2011-08-30 14:51 | 行事報告

ケイマフリの報告書

昨年(2010年)の天売島のケイマフリの報告書ができました。
ケイマフリのみを扱う報告書は初めてです。
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『ケイマフリ』


2010年のウミガラスの報告書にもケイマフリについて書いてありますが、この報告書ではより詳しく書いてあります。

天売島はウミガラス(オロロン鳥)の国内の唯一の繁殖地であり、またウトウの世界最大の繁殖地です。

この2種類が有名なため影が薄いようですが・・・、

じつは、

天売島はケイマフリの国内で最大の繁殖地です。しかも、分布はオホーツク海周辺と日本海北部に限られ分布域としてはウミガラスやウトウよりはるかに限られており、個体数も少ないです。

1960年代には3000羽いたとされていますが、減少し、近年の個体数は多くても500羽くらいです。知床半島では個体数が減少し、天売島のウミガラスと同じようにデコイによる誘引対策を開始しました。

ケイマフリの繁殖地としての天売島の重要性が高まる中で、ウミガラスの報告書の一部ではなく、ケイマフリ単独で報告書にまとめることにしました。

ケイマフリの報告書は海鳥センターに展示してありますので、来館の際にご覧ください。
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また、来館できない方も海鳥センターのホームページのこちらから(PDFファイル)ダウンロードできます。

(H)
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by seabirdcenter | 2011-08-26 14:27 | 【海鳥情報】天売島

中頓別に行ってきました(2日目)

中頓別のそうや自然学校で行われたジュニアレンジャーミッション(研修会)2日目は、日本最北の鍾乳洞「中頓別鍾乳洞」を見学しました。
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この鍾乳洞の案内人であるイケメンお兄さん「くぼやん」のガイドで鍾乳洞までの道を散策。するとエゾサンショウウオの幼生が池にウヨウヨ泳いでいました。木々にはゴジュウカラが行ったり来たりしています。昨日の川に続きこちらの森も生き物がたくさんいて、とても楽しい所です。
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そして、いよいよ鍾乳洞見学です。晴れていてだいぶ暑い中歩いてきたのですが、鍾乳洞の入り口に来るとヒンヤリというより寒いくらいで、一気に汗が引きました。

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懐中電灯を持って中に入ってみると、これが面白い!幅がすごく狭いんです。見学というより探険といった雰囲気。かがんだりよじったりしながら進んでいきました。
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鍾乳洞見学の後は化石発掘を予定していましたが、あいにく実施場所付近にヒグマが出たため、泣く泣く中止に。お世話になったそうや自然学校のあやのん、くまさんとお別れをして中頓別町を後にしました。
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ジュニアレンジャーで中頓別に行くのは、今回が初めてでした。豊かな自然環境と、それを体験できる自然学校があり、楽しく安全に森の自然を体験することができました。子どもたちも砂金掘りなど初めての経験が多く、とても満足していたようです。2日間ガイドをしてくださったそうや自然学校のスタッフの皆さんはじめ、たくさんの方にお世話になりました。また、夕食と朝食の準備をしてくれたサポーターの皆さん、大変助かりました。どうもありがとうございました。
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(大活躍の中高生サポーター)


( I )
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by seabirdcenter | 2011-08-25 18:43 | ジュニアレンジャー

中頓別に行ってきました(1日目)

ジュニアレンジャー今年4回目のミッション(研修会)で8月20日(土)〜21日(日)、中頓別町に行ってきました。日本最北の自然学校「そうや自然学校」で森の自然体験をしてきました。
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まずは、近ごろ話題になっている砂金掘りを体験。観光用に砂金を撒いている体験場が多い中、中頓別ではそのようなことはしていません。上流から自然に供給される砂金を探します。
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達人から道具の使い方を教わり、川原へ。パンというお皿型の道具を回しながら砂を振り落としていくと、キラキラと光る砂金を発見!中にはスポイトで吸えないくらい大きな粒を見つけた子もいて、大喜びでした。
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砂金掘りに熱中しすぎて、パンを離さなかった子もいましたが、その後川遊びをしました。この川、生き物がたくさんいて驚きました。魚が手ですくえるほどたくさん泳いでいて、箱メガネで水中をのぞいてビックリ。
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また、高校生サポーターが川底からたくさんのカワシンジュガイを発見。カワシンジュガイは幼生期をサクラマスのエラに寄生することから、この川にサクラマスが遡上していることが分かります。中頓別の森もちゃんと海とつながっていて、互いに関係していることが分かりました。
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森と海のつながりを実感できた、貴重で楽しい一日を過ごしました。

---2日目につづく---

( I )
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by seabirdcenter | 2011-08-23 13:29 | ジュニアレンジャー

ウミネコのヒナの映像

今年は天売島のウミネコの繁殖がうまくいきました。

過去2年間は繁殖がほとんどうまくいかなかったため、その様子を観察することができませんでした。今年は多くのヒナが生まれ、7月には赤岩展望台などからもヒナを育てる様子を観察することができました。

ウミネコはウミガラスケイマフリウトウとは異なり、獲ってきたえさを吐き戻してヒナに与えます。

8月には海上に多くの巣立ちヒナが浮いていました。過去2年間ではみたことのない風景でしたので驚きました。

(H)
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by seabirdcenter | 2011-08-19 15:47 | 【海鳥情報】天売島

外壁工事中ですが開館しています

海鳥センターの外壁塗装工事がはじまりました。足場が組まれて、まるで休館しているような見た目ですが、通常通り開館しています。利用者の皆様には、しばらくの間ご不便おかけしますが、ご協力お願いします。
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館内では、7年ぶりに巣立った天売島のウミガラスを撮影した動画を、デジタルフォトフレームを利用して上映しています。
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お近くにお越しの際は、ぜひご来館ください。

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by seabirdcenter | 2011-08-18 10:40 | インフォメーション

ウミガラスの巣立ちの映像

天売島のウミガラス(オロロン鳥)の巣立ちの映像です。



はじめに巣立ちを目撃したのは7月27日の19:30頃でした。この日はえさ運びの回数がいつもより少なくどうしたものかと心配していました。巣からはたびたび1羽が飛び立ち旋回しては戻ってくるという行動が続きました。
いつも暗くなる前に観察をやめ帰る支度をするのですが、この日は普段とは異なり夕方にもかかわらず、親鳥の動きが活発でよく「オロローン」と鳴いていました。18:30頃これまで一度も姿を現さなかったヒナが見えるところに歩いてきました。親鳥がぴったりと寄り添っていましたが、巣立ちをするのに十分な大きさでした。
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ヒナは入口まで出てきてこのまま巣立つのかと思いましたが、崖の下には捕食者のオオセグロカモメがうろうろしていて不安でした。ヒナは一度巣の奥に引っ込んだ後19:30頃再び、暗くなってきた繁殖地の入口の前に立ちました(ビデオの後半部分)。ヒナはためらいながら海へ飛び降りるために崖の際へ少しづつ歩いてきました。親鳥はヒナの後ろに付き促しますが、ヒナはためらってたので最後は押し出されるようにヒナは海へ飛び降り、同時に親鳥も海へ飛んでいきました。この日は凪だったためヒナが無事に着水した「バシャーン」という音がはっきりと聞こえました。親鳥は少し離れたところからヒナを呼びます。ヒナも親鳥を呼び無事に合流しました。親鳥(父親)とヒナは沖へ出て行きました。母親は通常すべてのヒナが巣立つまで繁殖地に残りその後合流します。ヒナはもう一羽巣にいましたが、真っ暗になるまで巣立ちませんでした。翌日いなくなっていたので、宵のうちに巣立ったのでしょう。

7月31日はもう少し早い19:00過ぎに巣立ちました。18:00頃からヒナが姿を現し、親鳥に促されるように今度は自ら飛び降りました(ビデオの前半)。ヒナと親は潜りながら呼び合い合流し、沖合に去っていきました。この日はまだ明るかったので、近くにいたオオセグロカモメに捕まらないか心配でしたが、ほかのえさに夢中のようで、じっくりと巣立ちの様子を観察することができました。

8月2日は20:00過ぎの暗くなってから巣立ちました。暗くて姿が見えませんでしたが、海上では親子が呼び合う声が聞こえました。この日はもう一羽いましたが、翌日繁殖地は親鳥も含めて1羽もいなくなっていたので、夜のうちに最後の1羽が巣立ったと思われます。

巣立ちの経緯はこちらをどうぞ

(H)
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by seabirdcenter | 2011-08-17 10:26 | ウミガラス保護増殖事業

雄冬海鳥調査結果の展示をはじめました

6月6日と13日に行われた雄冬海鳥調査の結果を海鳥センターで展示しています(北海道新聞野生生物基金の助成により『北海道海鳥センター友の会』が調査)。
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雄冬周辺には自然の状態の海岸が残されており、かつて西の知床と呼ばれていたのにふさわしい風景が広がっていました。そこは風景が広がっているだけでなく、多くの海鳥にとっても重要な繁殖地であり、また天売からウトウもはるばるえさを獲りにやってくる海でもありました。

ぜひご覧ください。

(H)
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by seabirdcenter | 2011-08-13 18:54 | 展示紹介

ウミウ幼鳥

8月12日に羽幌小学校で大きくて黒い海鳥が歩いているとの連絡を受け、様子を見に行きました。

いたのはウミウの幼鳥でした。
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全体的に茶色味があり、のどのあたりが白っぽいのが特徴です。
ここ数日の強風で陸に吹き飛ばせれてきたのでしょう。
平らな陸上からはうまく飛び立てずうろうろしていたと思います。怪我はないようで保護するときに元気がよく噛まれてしまいました。
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ウミウは近くでは天売島で繁殖しており、ちょうど今巣立ちの時期を迎えています。そこからやってきたのかもしれません。
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今日も波があるのでウミウの幼鳥を波の穏やかな川の河口に放しました。
ウミウの幼鳥は元気よく泳いでいきました。

(H)
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by seabirdcenter | 2011-08-12 15:07 | 本日の傷病鳥

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