海鳥日記

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良いお年を

海鳥センターは今日が仕事納めです。明日から1月5日(水)まで休館します。新年は6日(木)からの開館となりますので、よろしくお願いいたします。

みなさま、良いお年を!新年も、海鳥センターならびに当ブログを、よろしくお願いいたします。
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by seabirdcenter | 2010-12-30 16:44 | インフォメーション

ウミスズメを知っていますか?

ウミスズメという鳥を知っていますか?
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ウミガラス・ウトウ・ケイマフリと同じウミスズメ科に属する小型の海鳥です(スズメより大きいですが、広い海ではスズメのように小さく見えます)。もっと近縁のウミスズメ属にはカンムリウミスズメがいます。

ウミスズメは環境省のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅰa(最も絶滅する可能性が高いランク)に指定されています。それもそのはず、国内で近年繁殖が確認されている場所は根室のハボマイモシリと岩手県の三貫島と天売島で、ごく最近(例えば2009年や2010年)は繁殖が確認されている場所は国内にはありません。

でも、天売島にはおそらく繁殖していると思います。なぜ『おそらく』かというとウミスズメの繁殖を確認することはとても難しいからです。ウミスズメは夜中にしか繁殖地に現れません(しかも夕暮れではなく完全に真っ暗になった後です)。しかも、ヒナが生まれても繁殖地で餌を与えることなく2日くらいで海へ巣立ってしまいます。

それならば、昼間に巣を探せばよいではないかとお考えでしょう。それが難しいのです。天売島にはドブネズミやネコなどの元々いなかった天敵がたくさんいます。昔のことはわかりませんが、近年では繁殖地は崖などのそういう天敵が近づきにくい場所に限られているようです。

それならなぜ『おそらく』繁殖しているのか?それはウミスズメは夜中に繁殖地へ来るためよく鳴くからです。2009-2010年も夜に鳴き声の調査をしたところ、繁殖期に陸上から鳴き声が聞こえました。繁殖期には昼間に海に浮いているのが観察されていて、さらに2008年に陸上で成鳥の死体を発見しました。
後は巣や巣立ったヒナ(これも夜中です)をなんとか見つけるだけなのですが・・・

ところで、2009年に初めて鳴き声調査をするに当たって、ウミスズメは鳴き声を聞けばいいとのアドバイスをいただいたのですが、肝心の鳴き声を聞いたことがありませんでした。日本野鳥大鑑333などで調べてもウミスズメの鳴き声は収録されていません(当たり前と言えば当たり前ですが)。それで仕方なくカンムリウミスズメの鳴き声を参考にしました(実際よく似ています)。

ところが、よく調べてみると実は海鳥センターにウミスズメの鳴き声の記録が眠っていたのです。私の前任者の彦坂清子さんが過去にロシアのタラン島でウミスズメの声の入ったビデオを撮影してきました。このビデオにはなんと!巣立った雛の姿も映っています。

貴重な映像をウミスズメの鳴き声の参考にお使いください。

というのもウミスズメは人目に触れにくい分、まだ知られていない場所で人知れず海沿いに岩の隙間などで繁殖しているかもしれないからです。もし見つけた場合はこっそりでも構わないので海鳥センターまでお知らせくださいね。

(H)
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by seabirdcenter | 2010-12-27 18:02 | 【海鳥情報】天売島

大雪です

一昨日の夜から羽幌は大雪が続いていて、すでに1メートルほどの積雪となりました。写真は海鳥センター駐車場に止められている、スタッフの車です。完全に雪に埋まってしまっています。
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このスタッフは昨日、車を掘り出すことをあきらめて、歩いて帰宅したそうです。

町内は、至る所で除排雪作業が行われています。羽幌にお越しの方は、除雪車などに十分ご注意願います。

( I )


あざらしおはなし会
 ひ に ち:1月10日(月曜祝日)
 じ か ん:ごご2時から
 え ほ ん:なにかな〜? きてからのおたのしみです!
 紙人形劇(かみにんぎょうげき):『かれーらいす』
 ゲ ー ム:『あしあとだあれ』

年末年始 休館のお知らせ
 北海道海鳥センターは、平成22年12月31日(金)〜平成23年1月5日(水)まで休館します。

 年末は30日(木)16:00までの開館、年始は6日(木)9:00からの開館となります。休館の間は、電話等によるお問い合わせに対応できません。また、メールやFAXでのお問い合わせには、1月6日以降に対応させていただきます。
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by seabirdcenter | 2010-12-26 15:56 | コーヒーブレイク

ウミガラスが保護されました

12月15日にウミガラスが保護されました。

オホーツク海沿岸の湧別町にお住まいの 広中つかさ さんが15日の朝、湧別港で犬の散歩中にカラスにつつかれているウミガラスを発見し保護しました。
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『ウミガラス 広中つかさ 氏 撮影』


冬のオホーツク海沿岸ではウミガラスの他にハシブトウミガラスもいますが、よく似ていて夏羽では見分けるのが難しいこの2種類も冬羽は目の後ろのあたりの白と黒の色合いから簡単に見分けることができます。

ウミガラスはこの時期沖合にいますが、嵐などの際に港へ避難してくることがあります。このウミガラス風に吹かれるなどして上陸してしまい、カラスに襲われてしまったようです。ウミガラスは翼に怪我をしていました。
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『ウミガラス 広中つかさ 氏 撮影』



オホーツク振興局の方が広中さんからウミガラス引き取った後、釧路の野生生物保護センターに運ばれ獣医師により治療されました。

(H)
■年末年始 休館のお知らせ
 年末は12月30日(木)までの開館です。
 平成22年12月31日(金)〜平成23年1月5日(水)まで休館します。

年末は30日(木)16:00までの開館、年始は6日(木)9:00からの開館となります。休館の間は、電話等によるお問い合わせに対応できません。また、メールやFAXでのお問い合わせには、1月6日以降に対応させていただきます。
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by seabirdcenter | 2010-12-22 11:01 | 海鳥の話題

あざらしおはなし会のおしらせ

夏休みに引き続いて、冬休み期間中に海鳥センターであざらしおはなし会が開かれます。
おはなし会のメンバーは、町内で活躍している読み聞かせボランティアスタッフです。ボランティアの皆さんは、町外の読み聞かせ講習会などに積極的に参加されています。
いつもとは違う読み手さんで読み聞かせを味わってみませんか。ゲームもありますよ!

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羽幌っ子、冬休みで羽幌町に遊びに来ている子どもたち、海鳥センターにたくさん遊びにきてね!

ひにち:1月10日(月曜祝日)
じかん:ごご2時から

え ほ ん:なにかな〜? きてからのおたのしみです!
紙人形劇(かみにんぎょうげき):『かれーらいす』
ゲ ー ム:『あしあとだあれ』

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【関連記事】あざらしおはなし会(2010.08.14)

■年末年始 休館のお知らせ
 年末は12月30日(木)までの開館です。
 平成22年12月31日(金)〜平成23年1月5日(水)まで休館します。

年末は30日(木)16:00までの開館、年始は6日(木)9:00からの開館となります。休館の間は、電話等によるお問い合わせに対応できません。また、メールやFAXでのお問い合わせには、1月6日以降に対応させていただきます。
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by seabirdcenter | 2010-12-18 10:39 | イベント・行事案内

ハイイロウミツバメ

ウミツバメという鳥を知っていますか?

12月15日にウミツバメの仲間のハイイロウミツバメが海鳥センターへ連れて来られました。
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天売島より西に位置する武蔵堆というところで漁船に飛び込んできたそうです。

ハイイロウミツバメはツバメのように小さいですがツバメの仲間ではなく、ウミツバメという海鳥の仲間で、近縁の種類にミズナギドリやアホウドリがいます。ハイイロウミツバメはウミガラスなどとは異なり深く潜ることはできませんが、長い羽を持つため広い海上で長距離を飛ぶのに適しています。においを嗅ぐ器官が発達していて鼻に管のような大きな穴があるのが特徴です。この鼻を使って大海原の遠くに浮いている獲物を探します。



ハイイロウミツバメは千島列島、アリューシャン列島から北アメリカ西海岸にかけて繁殖していますが、国内では繁殖してません。北海道のオホーツク海側や根室地方で主に冬に見られますが、日本海側の利尻・礼文島周辺でもみられ、これまで天売島周辺の漁船や羽幌の町中にも迷い込んできたことがあります。

この鳥は比較的元気に見えましたが、外は吹雪でしたので少し餌を食べされてから放すことにしました。しばらく餌を食べたあと元気に羽をばたつかせたので、羽幌の港に持っていきました。
ハイイロウミツバメもそうですが、多くの海鳥は陸上から飛び立つことができませんので、放鳥するときは港などの海面に持っていかないといけません。
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ハイイロウミツバメは港で放すとすぐに飛び立とうとしました。上空には補食者であるオオセグロカモメが旋回していてヒヤッとしましたが、しばらく羽をばたつかせたあと、大海原へ旅だっていきました。
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(H)
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by seabirdcenter | 2010-12-16 17:16 | 本日の傷病鳥

リサイクル・キャンドルづくり

先週の土曜(12月11日)、ジュニアレンジャーのミッション(研修会)で、羽幌環境会議(代表 五十嵐芳信)の皆さんを講師に、リサイクル・キャンドルづくりを行いました。
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リサイクル・キャンドルづくりは、今年で3年目です。これまでは、使用済みの天ぷら油でつくるリサイクル・キャンドルの他に、色づけしたロウをクッキーの型で抜いて作るフローティングキャンドルを作っていましたが、3年目の今年はちょっと難しい「レインボーキャンドル」づくりにチャレンジしました。
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まずは、昨年と同じリサイクル・キャンドルづくりです。熱した使用済みの天ぷら油に油処理剤を混ぜて作ります。油処理剤が全部溶けたらガラスの容器に移して、芯を割り箸に挟んで固定すれば完成です。これは火を付けると天ぷらの臭いがしてしまうので、もっと気温が下がってからアイスキャンドルなど屋外での使用に向いています。
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次に、レインボーキャンドルです。中心となるローソクは新しいものですが、色づけのために使うロウは町内の商店から使用済みで廃棄予定のローソクをもらって、再利用しました。
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まず湯せんでローソクを溶かしてクレヨンを混ぜて、色の三原色(赤、青、黄)の色つけ用ロウを作ります。そこに、ローソクを少しずつずらしながら沈めていくとなんともカラフルなレインボーキャンドルの完成です。
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グループによってしっかり色のついたキャンドルや、薄めでパステルのようなキャンドルなど、とても可愛らしいキャンドルが完成しました。こちらは、クリスマスの夜に、部屋の明かりを消して使うときれいですね。

作り方を指導してくださった羽幌環境会議のみなさん、子どもたちの手助けをしてくれた高校生サポーターのみなさん、どうもありがとうございました!

※今回作ったレインボーキャンドルは、 MONDAY CANDLE Storeさんのホームページの手づくりキャンドルレシピを参考にさせていただきました。ありがとうございました。

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年末年始 休館のお知らせ
 北海道海鳥センターは、平成22年12月31日(金)〜平成23年1月5日(水)まで休館します。

 年末は30日(木)16:00までの開館、年始は6日(木)9:00からの開館となります。休館の間は、電話等によるお問い合わせに対応できません。また、メールやFAXでのお問い合わせには、1月6日以降に対応させていただきます。
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by seabirdcenter | 2010-12-14 14:09 | ジュニアレンジャー

プロジェクト・ワイルド2日目

報告が遅くなりましたが、12月4日(土)〜5日(日)の2日間で開催された環境教育指導者養成講習会「プロジェクト・ワイルド エデュケーター養成講習会」の2日目です。

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この日は、各グループが、他のグループメンバーを参加者に見立てての指導実践が行われました。プロジェクト・ワイルドのテキストに収録されている活動から1つを選び、テーマや伝えたいメッセージを考えてアレンジしていきます。

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各グループ、とても面白い活動ができました。実践後に、参加者からの評価をグループメンバーで共有し、自分たちの作った活動をふりかえります。

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最後に講師の太田さんから、参加者全員に修了証が手渡されました。

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参加されたみなさま、ありがとうございました!これを機会に、各地でさまざまな活動をされることを期待しています。

( I )


年末年始 休館のお知らせ
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by seabirdcenter | 2010-12-08 10:24 | 行事報告

プロジェクト・ワイルド1日目

今日、明日の2日間で、環境教育指導者養成講習会として「プロジェクト・ワイルド エデュケーター養成講習会」が開催されています。
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(まずは、アイスブレイク)


札幌や富良野、幌加内、豊富、留萌と、さまざまな地域から20名の参加があり、大変にぎやかな講習会となっています。
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(プロジェクト・ワイルドより「硬貨や切手の野生生物」)

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(プロジェクト・ワイルドより「湿地を何かに例えると?」)


初日の今日は、環境共育事務所うてきあに 代表の太田さんを講師に、プロジェクト・ワイルドの活動体験や、海鳥学習プログラム「海鳥を学ぼう」の活動体験などを行い、夕方からグループ分けをして明日の指導実践へ向けての話し合いや準備が行われました。
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(海鳥を学ぼう「おなかがすいた!」)


明日は、参加者が他の参加者を指導する、指導実践が行われます。各グループがどのようなアレンジをして指導するのか、今から楽しみです。

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by seabirdcenter | 2010-12-04 18:31 | 行事報告

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