海鳥日記

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アオダイショウ

「窓に蛇がいる!」

叫び声を聞きつけて台所へやって来ると確かに蛇がいます。外から出てじっくりと見るとその蛇の正体はアオダイショウでした。

アオダイショウは日本の蛇の中でも木登りが得意なほうです。なるほど・・・、木ではありませんが、家の壁の溝などに沿って上手に登って行きます。獲物を探しているのでしょう。
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ところでアオダイショウが登って行った壁の近くには台所の排気口があり、そこでスズメが今年2回目の子育てをしていました。このときアオダイショウは排気口へ行かなかったのでスズメの雛たちは難を逃れたと思っていました。

しかしながら、このときから台所の排気口からスズメの雛の鳴き声は聞こえなくなってしまいました。見つけたアオダイショウは「食後」だったようです・・・。

排気口のスズメの雛はかわいそうな結果になりましたが、家の周りには今年たくさんのスズメが子育てをし、無事に巣立っています。
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(H)
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by seabirdcenter | 2009-08-31 11:37 | 【自然情報】羽幌

カワセミ



「どうしたい。ぶるぶるふるえているじゃないか。」
「お父さん、いまおかしなものが来たよ。」
「どんなもんだ。」
「青くてね、光るんだよ。はじがこんなに黒く尖ってるの。それが来たらお魚が上へのぼって行ったよ。」
「そいつの眼が赤かったかい。」
「わからない。」
「ふうん。しかし、そいつは鳥だよ。かわせみと言うんだ。大丈夫だ、安心しろ。おれたちはかまわないんだから。」

朝夕に町内を散策していると、川辺でカワセミの子をちょくちょく見かけるようになりました。
こないだまでビオトープによく来ていた子も、この中にいるのかしらんとよくよく見てはみるものの、やっぱり分かりません。

では、カワセミからはどう見えているのかとぼんやり考えていると、「ッキー」と鳴いて飛んでいってしまいました。
どうか私を認識したうえで逃げたのではありませんように。

(S)
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by seabirdcenter | 2009-08-26 23:51 | 【自然情報】羽幌

オオアカゲラ幼鳥

オオアカゲラの幼鳥がやってきました。


やってきた場所は水田の真ん中に建つ家の庭先の切り株です。はじめアカゲラではないかと思いました。しかし、体の模様を見ると腹に縦縞模様があり、背中の部分にもアカゲラようなはっきりとしたたての白い線がありません。なんとオオアカゲラです。頭の赤色が明瞭ではないため、幼鳥だと思います。

幼鳥は切り株をつっついて穴を開け器用に昆虫の幼虫を引っ張りだして食べていました。まだ警戒心が薄いのか以外と逃げずにいてくれたので、餌を捕っているところをはじめて観察できました。
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アカゲラは木がある場所ならよく現れ、家の庭先の餌台にも来る鳥ですが、オオアカゲラは餌台には現れず、しっかりした林や森に生息しているイメージがあります。

きっと周辺の森で巣立った幼鳥が餌を求めて偶然立ち寄ったのでしょう。

(H)
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by seabirdcenter | 2009-08-24 17:00 | 【自然情報】羽幌

バンの親子

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町中からちょっと離れたところにある、周囲をヨシにぐるり囲まれた沼で、バンがひっそり子育てをしていました。驚かせないよう、ヨシの葉の陰に隠れてこっそり撮られたのが上の写真です。

体はもう大きくなっていますが、親離れはまだ先のこと。
そのうち、近くの田んぼでも姿を見ることがあるかもしれません。

【写真提供】岩澤さん


(S)
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by seabirdcenter | 2009-08-20 12:09 | 【自然情報】羽幌

ビオトープにシギの仲間が来ました

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『自然空間はぼろ』では今、シギの仲間が羽根を休めている姿を見ることができます。
水がひき、顔を見せた沼底で、チョコチョコと小走りに動きまわる様子はなんとも言えない愛嬌があります。
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明るめの色の背中に細やかな模様が目をひくヒバリシギの鳴き声は「ピリリッ」

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ヒバリシギより少し大きめで、眉が太めのタカブシギは「ピッピッピッ...ピョッピョッピョッ」と鳴きます。

群れの中には今年生まれの幼鳥もいて、時にはマガモも一緒にエサを探していることがあります。シギたちはしばらく羽根を休めた後、冬に備えてさらに南へ向かって旅を続けます。

【写真提供】山崎さん
(S)
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by seabirdcenter | 2009-08-19 17:24 | 【自然情報】羽幌

北海道新聞「北極星」

以前にも紹介しましたが、北海道新聞夕刊(道北方面のみ)に「北極星」というエッセーコーナーがあります。道北各地域から十数名が執筆を担当していて、海鳥センターも担当しています。

紙面では道北方面のみの掲載ですが、北海道新聞旭川支社のホームページで過去掲載分を見ることができます。つたない文章ですが、お読みいただければと思います。また、他地域でご活躍のみなさまの文章もぜひご覧下さい。

▼以下、海鳥センター担当分
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砂浜のにぎわい 2009年8月13日掲載
「地球にやさしい」とは 2009年6月25日掲載
スプリング・エフェメラル 2009年5月11日掲載
たかがトビ されどトビ 2009年3月19日掲載
海鳥とバードウォッチング 2009年2月2日掲載
野鳥を怖がらないで 2008年12月8日掲載
サケの遡上 2008年10月16日掲載

( I )
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by seabirdcenter | 2009-08-18 14:39 | インフォメーション

天売島 ウミネコ・オオセグロカモメ巣立ち

天売島では雛が確認されていたウミネコとオオセグロカモメが巣立ちました。


ウミネコは昨年と同様、繁殖コロニーは壊滅的な状況で、巣立ったのは赤岩や女郎子岩周辺などごくわずかと推定しています。餌となる魚が少ないことが原因と考えられています。
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『ウミネココロニーと幼鳥』

一方で餌を魚だけでなく他の海鳥の卵や雛に依存するオオセグロカモメは、、あちこちで雛を育てる姿が観察されました。
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『オオセグロカモメ親子』

巣立ちの時期を迎えると海上に浮いているのはオオセグロカモメの幼鳥ばかりでウミネコの幼鳥はほとんどみられませんでした。
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『ウミネコ幼鳥(手前:嘴ピンク先黒)とオオセグロカモメ幼鳥(奥:嘴灰色)』

島の成鳥の個体数はウミネコよりオオセグロカモメのほうがずっと少ないのにも関わらず、巣立った雛の数で逆転していました。島周辺の生態系のバランスがおかしくなっているのではないかと思われます。

(H)
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by seabirdcenter | 2009-08-16 20:11 | 【海鳥情報】天売島

夏休みの工作

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ジュニアレンジャーの1人が、夏休みの工作であじさいの押し花を作り、さらにその押し花でしおりと風鈴を作りました。
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ここ道北も数日前まで暑い日が続いていましたが、お盆にってからは暑さも和らいで過ごしやすくなりました。風鈴は夏休みが終わるまで、館内で涼しさを演出しています。
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( I )
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by seabirdcenter | 2009-08-15 18:36 | ジュニアレンジャー

オロロンラインの自然情報

今夜頃から、道内各地で『北海盆唄』のフレーズを耳にする方も多いのではないでしょうか。
郷里に帰る人や、お盆休みを利用した旅行者たちでにぎわっているオロロンラインで今、見ごろを迎えている花をご紹介します。

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■ツリガネニンジン(アイヌ語名:ムケカシほか)
8月〜9月にかけて、海岸沿いなどでよく見られます。春の若芽は「トトキ」とも呼ばれ、食用の他、薬や敷き草などの生活道具としても利用されていました。
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■エゾミソハギ(アイヌ語名:エントほか)
水辺の近くでよく見られる花で、ちょうどお盆時期に盛りを迎えることから、盆花として利用されていました。打ち身や下痢に効能がある薬草でもあります。
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■エゾカワラナデシコ
本種を含むナデシコの仲間は『秋の七草』の一つとして、古来から人々に愛されてきました。前述のツリガネニンジンと一緒に咲いていることも多く、群落になっている様はとても見事です。


お盆の間も、海鳥センターは休まず開館しています。旅の途中の小休止など、どうぞお立ち寄りください。
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【写真提供】岩澤さん
(S)
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by seabirdcenter | 2009-08-14 13:33 | 【自然情報】オロロンライン

天売島海鳥巣立ち(ウミウ・ヒメウ)

天売島で営巣していたウミウとヒメウが巣立ち、海岸沿いで泳いだり海辺に上陸しています。

・ウミウ

ウミウの幼鳥は親鳥とよく似ていますが、喉から腹にかけて白っぽいのが特徴です。まだほとんど飛べず、繁殖地の岩礁や海岸沿いに集団でとまっているのが海上から観察できます。

・ヒメウ

ヒメウの幼鳥は夏羽の親鳥とは異なり地味な色をしています。赤岩周辺やかぶと岩周辺の海上にわずかに浮いていました。まだ巣立ったばかりで、首の上部には白っぽい産毛が残っています。ウミウと同様でまだほとんど飛べず自分でうまく餌が捕れないのか、崖の上にある巣のへ登って行こうとしていました。ヒメウは冬には、北海道各地の港などで普通に観察できるようになります。

(H)
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by seabirdcenter | 2009-08-13 23:17 | 【海鳥情報】天売島

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by seabirdcenter
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