海鳥日記

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天売島ウミガラス餌運び

天売島の赤岩対岸の繁殖地でウミガラスの餌運びを確認しました。

ウミガラスの親鳥は餌のギンポを口にくわえたまま繁殖地に飛び込むと足早に奥へ消えていきました(周りにあるのはすべてデコイ)。
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ここでは6月27日に親鳥の抱卵姿勢を確認しました。7月20日と同月21日、28日、29日と連続して親鳥による餌運びが観察されたため、無事に雛が孵化しこれまで順調に生育していると推定されます。雛の姿は確認されていませんが、7月29日に雛の鳴声が聞こえました。

赤岩対岸営巣地近くにはウミガラスを繁殖地に引き寄せるために、今年より音声装置を設置しています。赤岩展望台からこの音を聞くことができます。
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今の時期は耳を澄ますとここから時折、本物の「オロローン」の声が聞こえるかもしれません。
雛の巣立ちまであと一息です。

(H)
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by seabirdcenter | 2009-07-31 23:35 | ウミガラス保護増殖事業

ビオトープの水辺もにぎわっています

『自然空間はぼろ』の水辺は、巣立ったばかりの幼鳥たちでにぎわっています。
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まだ顔に縞模様が残っているカイツブリの子や

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草の上から魚を探すカワセミの子

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ヒバリの子は砂浴びをして、羽根の手入れに余念がありません。

小魚、カエル、トンボに水生昆虫など、色々な命が連なりながら、ビオトープもまた成長しています。

【写真提供】山崎さん、黒田さん
(S)

■夏休み中は月曜日も特別開館!■
北海道の小中学校の夏休み期間中にあたる7月22日〜8月23日までの間は、休館せずに毎日開館しております。開館時間は09:00〜17:00です。
この機会にぜひご利用ください。
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by seabirdcenter | 2009-07-30 18:01 | 【自然情報】羽幌

サロベツ原野でもナベヅルを確認


今月25日、サロベツ原野に2羽のナベヅルがいたのを、サロベツ原生花園自然教室(豊富ビジターセンター)の職員が発見しました。

ナベヅルは北海道では珍しい渡り鳥で、今年の春、せたな町と天売島でそれぞれ1羽ずつ確認されたことがニュースでも取りあげられました。
サロベツ原野を有する豊富町でも5月下旬に、牧草地で1羽の若いナベヅルが羽根を休めている姿が確認されていましたが、しばらくして姿を消し、今回見つかるまでの約2ヶ月間、行方がわからなくなっていました。

ビジターセンターの管理人で、ナベヅルを見つけた田中さんは、「夕方ごろ原野に大きな鳥の姿が見えたので、はじめタンチョウかと思いました。調べてみてナベヅルとわかり、びっくりしました。サロベツに長く住んでいますが見るのは初めてです」と、見つけたときの感想を話していました。

関係者の間では、今回確認された個体と春に道内で確認された個体との関連や、ナベヅルの今後の動きについて関心が高まっており、2羽が穏やかに過ごせるよう注意しながら観察を続けていく方針です。

(S)

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by seabirdcenter | 2009-07-28 11:37 | 【自然情報】オロロンライン

DSiやケータイで野鳥撮影!?

夏休みもはじまり、海鳥センターにはたくさんの親子連れが来館するようになりました。ノートを片手に持っている子もいて、おそらく自由研究のネタ探しをしているのでしょう。

海鳥や自然環境のことについて調べるときは、ぜひスタッフに声をかけてください。自由研究のお手伝いができると思います。


さて、タイトルにも書きましたが、カメラ機能のあるゲーム機(ニンテンドーDSi)や携帯電話で、野鳥を撮影することができます。普通、野鳥は遠くにいるので、大きな望遠レンズのある一眼レフカメラなどがないと、撮影はなかなか難しいのですが、フィールドスコープなど野鳥観察用の望遠鏡があれば気軽に野鳥撮影ができます。

撮影には少しコツがいりますが、慣れれば簡単です。
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1.フィールドスコープで見たい野鳥を像の中に入れ、大まかにピントを合わせます。
2.フィールドスコープの接眼レンズの目当てゴムを引き出し、接眼レンズにDSiや携帯電話のカメラレンズ部分を近づけます。
3.DSiや携帯電話の画面を見ながら、接眼レンズとの距離を調整し、大きくはっきりと映る場所を探します。
4.携帯電話の場合はカメラのズーム機能を調整して、画面いっぱいに像が広がるようにします(DSiにはズーム機能はありません)。
5.DSiや携帯電話の画面を見ながら、フィールドスコープのピントを調整します。
6.あとはシャッターを切るだけです。上手く撮れたら保存を忘れずに。

※フィールドスコープの種類や接眼レンズとの相性によっては、画面いっぱいに像が広がらず、周りが黒くなります(ケラレが起こります)。


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   (DSiで撮影したエゾフクロウ。接眼レンズによってはケラレのない撮影も可能です。)

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      (ケータイのカメラで撮影したエゾフクロウ)

フィールドスコープは、貸し出しサービスも行っています。また、お隣の初山別村にあるしょさんべつ天文台では、同じように天体望遠鏡で惑星を撮影することができます。この夏休み、自由研究として野鳥や天体写真の撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

( I )

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by seabirdcenter | 2009-07-27 15:13 | コーヒーブレイク

天売島 ハヤブサ巣立ち

5月30日6月26日のブログで紹介した天売島のハヤブサの雛ですが、2羽とも無事に巣立ちました。


 これまで白い綿毛に覆われていた雛にも黒い羽根が生えてきていました。2羽とも羽ばたきの練習をしていました。よく動き回っており、始めにいた巣から少し離れた場所にいました。うち1羽は片眼が見えていないようで、給餌の時も多くの餌をもう1羽の両眼の雛が食べていました。
 約2週間後には両眼の雛の姿が見あたりません。もう巣立ってしまったのでしょうか?片眼の雛はいましたが、もうすっかり羽根が生え揃っており、残った餌を食べていました。近くにいつものように見張っている雌成鳥の姿がありました。
 そして7月11日・・・、片眼の雛がまだ親から餌をねだっていましたので、飛べないのではないかと心配でした。その雛が始めは少し飛び上がる程度でしたが、ついに大空へ舞い上がりました。
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片眼でもしっかりとはばたいています。
このあと行方不明だった両眼の幼鳥と共に飛翔する姿も発見し、嬉しさが重なりました。
しばらく親の給餌を受けながら、独り立ちしていくことでしょう。

(H)
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by seabirdcenter | 2009-07-24 20:53 | 【自然情報】天売島

若い二羽


嵐が明けた翌日、サロベツ原野に行ってみると、牧草地でタンチョウのペアに出会いました。
例年繁殖しているつがいではなく、まだ若いペアです。1羽の首の根本に黒っぽい斑が残っていることから、前にここで生まれた子かもしれないと、地域の方が話していました。

「兄弟か、もしかすると愛の巣の下見かもね?来年も来てくれるといいねぇ」
の言葉に期待がふくらみます。

(S)
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by seabirdcenter | 2009-07-23 17:28 | 【自然情報】オロロンライン

エゾシマリスの親子

サロベツ原野で活動されている賀勢アクティブレンジャーから、シマリス親子の写真をいただきました。
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お母さんといっしょに餌探しをしているのでしょう。母リスをそのまま小さくしたような子リスたちの姿が、なんとも愛らしいですね。
賀勢さんが動かずにしばらく様子をみていると、親子はどんどん近づいてきて、また道路脇の草むらに消えていったそうです。

エゾシマリスは通常、子どもの面倒を母親が見ます。
子リスたちは、母リスから生きる術を教わり、秋が深まる9月までには独り立ちの時を迎えます。

■エゾシマリスの本(参考)
 ・エゾシマリス
 ・虹の森のシマリス―Little Friends

■写真展開催中■
ただいま道北の自然をテーマにした写真展を開催しています。
ぜひこちらもご覧ください。

(S)
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by seabirdcenter | 2009-07-22 15:40 | 【自然情報】オロロンライン

天売島・海鳥かんさつ会

18日から19日、ジュニアレンジャー今年3回目のミッション(研修会)で、天売島に海鳥観察へ行ってきました。子どもたちが1年で最も楽しみにしているミッションです。
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   (撮影:ジュニアレンジャー S)

■初日は海も凪いでいて、楽しい船旅となりました。天売までのフェリーでは、カモメ類を中心に、ウトウの群れやケイマフリを探しながら移動しました。今回は、子どもたち数人にデジタルカメラを預けてみましたが、飛んでいる鳥たちを頑張って撮っていました。
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   (ウミネコ 撮影:ジュニアレンジャー H)

■海底探勝船では、凪いでいて湖面のように平らな海の透明度の高さに驚いていました。とくにケイマフリをじっくりと、たくさん見ることができ、赤岩対岸の繁殖棚から飛び出したウミガラス(オロロン鳥)も見ることができました。子どもたちも大満足のようでした。
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   (ゴマフアザラシ 撮影:ジュニレンジャー H)
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   (ケイマフリ 撮影:ジュニアレンジャー S)
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   (ウミウ 撮影:ジュニアレンジャー H)

■夜のウトウの帰巣観察では、他の観光客とは離れ、ジュニアレンジャーだけで静かに観察しました。頭上を飛び交うウトウたちの羽ばたきの音、鳴き声、巣立ったヒナの声などを聞きながら、野生の迫力を体験しました。

■海鳥保護についても子どもたちと一緒に考えました。
行きのフェリーで、子どもたちから「スナック菓子じゃなくて、魚の干物(カモメの餌として売っている)をカモメにあげている人がいるけど、あれはいいの?」と質問が。
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   (乗客が投げたエサを奪い合うオオセグロカモメ
      撮影:ジュニアレンジャー H)

野生動物にエサをあげることは、人との距離を縮めてしまうから良くないことなんだよ、と教えると、帰りのフェリーでエサをあげている乗客にあげないようお願いした子がいました。しかし、「これは食べても大丈夫だからいいんだ」と言われてしまったようです。

野生動物とのつきあい方を理解してもらうことは難しいですね。

帰りは大雨で海も荒れていたので大変でしたが、今回も充実した研修会となりました。参加したレンジャーのみなさん、お疲れさまでした。
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( I )
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by seabirdcenter | 2009-07-20 17:56 | ジュニアレンジャー

AEDの設置と夏休み期間中の開館日のお知らせ

■AED(自動体外式除細動器)を設置しました
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AEDは一般の方でも取り扱える救急救命器具として、近年、全国の公共施設やスポーツセンターなどで急速に普及が進んでいます。
今回のAED設置は、環境省北海道地方環境事務所が進めているもので、ビジターセンターなど、道内の国立公園や国指定鳥獣保護区の関連施設で整備が行われています。

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海鳥センターでは、誰もがわかりやすく緊急時に取り扱いしやすいよう、玄関横に設置しました。また、羽幌町内では以下の施設にもAEDが設置されています。

 ・羽幌町役場  ・すこやか健康センター
 ・中央公民館  ・総合体育館
 ・羽幌小学校  ・羽幌中学校
 ・羽幌高校   ・天売高校
 ・焼尻分遺所(消防)・天売分遺所(消防)

長期旅行の際など、体調に不安のある方は、事前にAEDの設置状況も確認しておくことをお勧め致します。どうぞ、安心して夏の北海道をお楽しみください。

■夏休み中の開館日について
北海道海鳥センターでは、夏休み期間中にあたる7月22日〜8月23日までの間、休館せずに毎日開館しております。開館時間は09:00〜17:00です。
この機会にぜひご利用ください。

(S)
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by seabirdcenter | 2009-07-18 10:45 | インフォメーション

焼尻島の岸壁でオオセグロカモメ営巣

焼尻島は天売島と異なり海鳥の繁殖地としては縁がないようですが、港の岸壁でオオセグロカモメが営巣しています。羽幌天売間のフェリーから観察できます。
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入港の際は港に入ってすぐの向かって左側、出港の際には向かって右側の港の一番奥の岸壁です。陸とは隔てられているため、オオセグロカモメも人間が入ってこないことを知っているのでしょう。近頃は雛が孵化し、歩き回っています。

このほかに島の岩場でもオオセグロカモメやウミウが繁殖しているようです。

(H)
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by seabirdcenter | 2009-07-17 20:39 | 【海鳥情報】天売島

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by seabirdcenter
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