海鳥日記

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ナベヅル天売島に現る

4月29日の昼過ぎ、天売島で海鳥の研究を行っている北大水産学部の大学院生から
島の高台でナベヅルを目撃したとの情報を得ました。

その後、ナベヅルは民家の庭先の畑に現れたと聞いたので、観察に行きました。
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ナベヅルは日本では主に西日本で越冬する冬鳥で北海道では大変珍しいです。
羽幌町でも今年タンチョウが飛来し話題になっていましたが、ナベヅルとは
驚くばかりです。

このナベヅルは南風に乗ってはるばる北海道まで乗ってきたのでしょうか?
島の人々の驚きをよそにのんきに羽づくろいや餌を探していました。


(H)
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by seabirdcenter | 2009-04-30 23:25 | 【自然情報】天売島

海鳥デザインコンテスト受賞作品展

昨年度開催した「第8回 海鳥デザインコンテスト」の受賞作品展を展示室にて開催しています。5月末までの開催予定です。
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お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。ゴールデンウィーク中の開館日などは以下のとおりです。

【ゴールデンウィーク中の開館日】 4月29日(水)〜5月6日(火)
【開館時間】 午前9時〜午後5時
【5月の休館日】 7日(木),11日(月),18日(月),25日(月)

みなさまのお越しを、お待ちしております。
なお、受賞作品は海鳥センターホームページでも公開しています。こちらもご覧ください。

(S)
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by seabirdcenter | 2009-04-28 09:35 | 展示紹介

ケイマフリ


天売島で4月よりウミガラス・ケイマフリを対象とした早朝カウントを行っています。

結果は以下のとおりです。
       ウミガラス   ケイマフリ
4月11日   0羽      161羽
4月19日   0羽      123羽
4月25日   0羽      234羽
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早朝カウントは繁殖期が終わるまでこれからもだいたい週1回のペースで続けていきます。

また、羽幌から焼尻・天売航路ではミズナギドリ類が出ているほか、
本日天売島ではシャチが観察されました。

(H)
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by seabirdcenter | 2009-04-27 20:11 | 【海鳥情報】天売島

エゾサンショウウオ

19日の観察会報告でもご紹介しましたが、羽幌の森の水辺ではエゾアカガエルやエゾサンショウウオが産卵しています。

先日行った生物調査で、雪解けのまだ冷たい水が集まってできた水たまりに、エゾサンショウウオが集まって産卵しているのを見つけました。ちょうど防水カメラを持っていたので水中撮影をしてみましたが、水のあまりの冷たさに手が痛くなってしまいました。
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この冷たい水の中で、メスは水中に落ちている小枝などにらせん状の卵のうを産みつけ、周りに集まっているオスたちが放精します。

エゾサンショウウオは北海道のみに生息している日本の固有種です。道内各地で見られますが、開発などにより生息地が減少していて北海道レッドデータブックでは留意種となっています。羽幌周辺でも、数が少なくなってきているように感じます。

( I )
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by seabirdcenter | 2009-04-26 13:48 | 【自然情報】羽幌

夏鳥たちが賑やかになってきました

羽幌の森が、夏鳥たちで賑やかになってきました。ここ数日の調査で、いろいろな鳥たちを写真に収めることができましたので、ご紹介します。

■ベニマシコ
林縁の明るい藪や農耕地周辺で見られます。「フィフィ」と小さな声で鳴きながら種子をついばんでいます。オスの赤色がきれいですね。
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■ルリビタキ
川沿いの林内で、こちらを気にする様子もなく、オス同士追いかけまして縄張り争いをしているようでした。鮮やかな青色は、バードウォッチャーあこがれの鳥です。
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■カワガラス
羽幌川支流で、川面を「ビビッ」と鳴きながら、低く素早く飛んでいきます。しばらく川岸で待っていると、運良く目の前に止まってくれました。
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■キセキレイ
羽幌町は海沿いの町なのでハクセキレイが多いのですが、川の上流部の森ではキセキレイも見ることが出来ます。
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これからゴールデンウィークにかけては、渡り鳥も多く、森がとても賑やかな季節です。ぜひ、野鳥観察を楽しんでいただけたらと思います。

( I )
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by seabirdcenter | 2009-04-25 15:58 | 【自然情報】羽幌

スプリング・エフェメラル

スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)とは、まだ樹木が芽吹く前の、早春の明るい林に花をつけ、樹木が葉で覆われる頃には枯れてしまう、とてもはかない植物たちのことをいいます。

そんなスプリング・エフェメラルの代表ともいえる花が、見頃を迎えています。

■エゾエンゴサク
町内の朝日公園などで、林床に青い花を咲かせています。青いじゅうたんを敷いたように、辺り一面に群生していて見事です。
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そんなエゾエンゴサクの花に、エゾオオマルハナバチが蜜を吸いにやってきていました。スプリング・エフェメラルは、受粉を早春から活動を始める昆虫たちに頼っています。
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■カタクリ
明るい斜面にひっそりと、可憐な花を咲かせています。盗掘のおそれがあるため、場所は公表できません。
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いずれもこの季節だけしか見ることのできない、とてもはかない花たちです。見つけたら、群生地には足を踏み入れず、そっと観察していただけたらと思います。

( I )
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by seabirdcenter | 2009-04-24 13:47 | 【自然情報】羽幌

ウトウ

天売島の夜のウトウのコロニーを見てきました。

オオセグロカモメやカラス、ハヤブサなどが飛び交う昼間にはひっそりと
しているウトウのコロニーも日が落ちて暗くなるころ、
巣穴からひょっこりとウトウが顔を出しました。
おそらく抱卵しているのでしょう。

さらに暗くなるとぽつぽつと海に行っていたウトウが飛来し始めました。
ある時、堰を切ったかのように次から次へと羽音をたてながらウトウが飛来し、
あっという間にコロニーはウトウでいっぱいになり、賑やかになりました。


※このウトウの映像は赤外線ライトと家庭用ビデオカメラを用いて、暗闇の状態で撮影しました。

ウトウの中にもすぐに巣穴へ入っていく者もいれば、
落ち着かずにあちこちでうろうろする者など個性にあふれています。
繁殖の初期だからでしょうか?巣穴を熱心に掘って補修している者もいました。
しかし、これだけの数です。案の定けんかが始まりました。まわりのウトウも
「またか」とばかりあまり気にしていない様子です。

(H)


■海鳥観察・撮影についてのお願い■
天売島での海鳥観察や、夜間のウトウの撮影についてお願いがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
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by seabirdcenter | 2009-04-23 06:57 | 【海鳥情報】天売島

スズメの巣作り

雪も溶けだいぶ春を感じられるようになってきました。

家のまわりにいるスズメも今巣作りの真っ最中です。
家の屋根の隙間を巣穴として利用しています。穴の右側には巣材が隙間から
飛び出しているのが見えます。
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巣材やえさをひっきりなしに巣の中に運び込んでいます。


これからはいろいろな鳥達が巣作りや子育てを始めにぎやかになるでしょう。

(H)
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by seabirdcenter | 2009-04-22 11:00 | 【自然情報】羽幌

カンムリカイツブリとカイツブリの仲間

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「町内の港でカンムリカイツブリを見た。しかも夏羽」と複数の方から情報を聞き、探しに行ってみると、羽幌町と苫前町の港に一羽ずついたのを見つけました。
カンムリカイツブリは、ユーラシア大陸のほか国内では青森県などでも繁殖が確認されていますが、このあたりでは冬や渡りの時期に海岸部などで少数が見られる程度です。北海道レッドデータブックでは、絶滅危急種にも指定されています。

カンムリカイツブリの他に、羽幌町内でこれまでに確認されているカイツブリの仲間を動画でご紹介します。また、天売島ではこの他にハジロカイツブリも確認されています。



これまで当ブログでもご紹介してきたように、今年の羽幌町周辺の渡りの傾向として、ヤツガシラやホシムクドリ、コクマルガラス、カンムリカイツブリなど、日本でも主に南の地方でよく見られる鳥たちが、例年に比べ多く目撃されています。
一方で、町内ではウグイスの初鳴きも聞こえ始め、夏鳥たちの動きも活発になってきています。これからますます目が離せません。

【写真提供】岩澤さま(写真上)、黒田さま(写真下)

(S)
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by seabirdcenter | 2009-04-20 22:15 | 【自然情報】羽幌

のんびり自然観察会−春を探しにでかけよう!

毎月月替わりのメニューで行われる【のんびり自然観察会】。
今回は“春”を探しに町内を巡ってみました。
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■防風林では、林のあちこちで萌芽が始まっていました。モズやニュウナイスズメなど、夏に羽幌で繁殖している鳥たちの姿も見かけました。

■水辺では、エゾアカガエルとエゾサンショウウオの卵塊がありました。
エゾアカガエルは今が求愛の最盛期。歩いていると、そこかしこから「キュロキュロ」の大合唱が聞こえてきます。中には、人が近づいても気にせず、子作りに励んでいるものもいました。

■畑の畦や道路脇では、キクザキイチゲの群落が咲いていました。白い花が目につくようになると、春も本番という感じがします。
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【今回見ることができた野鳥】モズ、ニュウナイスズメ、ツグミ、アカゲラ、その他カラ類など。
【今回見つけることができた草花】(開花中)ナニワズ、エゾエンゴサク、ザゼンソウ、ミズバショウ、エゾノリュウキンカ、キクザキイチゲなど。(萌芽)バイケイソウ、オオウバユリ、エンレイソウ、エゾニュウ、シャク、ギョウジャニンニクなど。

次回は5月17日(日)に開催いたします。みなさまのご参加お待ちしております。

(S)
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by seabirdcenter | 2009-04-19 14:34 | 行事報告

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