海鳥日記

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良いお年を

今年も残りわずかとなりました。海鳥センターは今日が仕事納めです。明日から1月5日(月)まで休館します。新年は6日(火)からの開館となりますので、よろしくお願いいたします。

みなさま、良いお年を!新年も、海鳥センターならびに当ブログを、よろしくお願いいたします。
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by seabirdcenter | 2008-12-30 14:57 | インフォメーション

今日は吹雪です

道北の日本海側では、雪がしんしんと降ることはあまりなく、強い海風によって吹雪くことが多くなります。今日も昨日から断続的に吹雪いていて、今は視界がほとんどありません。

羽幌では、雪は「下から降る」と表現します。降雪が無くても強い風により、積もった雪が舞って地吹雪になるからです。

生活する上ではとてもやっかいな吹雪ですが、この厳しさゆえに、道北特有の豊かな自然環境が形作られているのだと思います。
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※海鳥センターにお越しの際は、車の運転や、足下に十分ご注意下さい。駐車場から海鳥センターまでの通路は除雪を行っていますが、強い風により雪で埋まることがあります。ご来館前にご連絡いただければ、その時間に合わせて除雪いたします。

■のんびり自然観察会 参加者募集中■
来年1月18日(日)に「のんびり自然観察会」を実施します。ただいま参加者募集中です。詳しくは、12月11日のブログ記事をご覧下さい。

■年末年始の休館のお知らせ■
平成20年12月31日(水)から平成21年1月5日(月)まで、休館いたします。年明けは、1月6日(火)から開館いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

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by seabirdcenter | 2008-12-27 11:42 | 【自然情報】羽幌

海からの贈り物

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海が荒れた翌日、浜を歩いていると、ミンククジラの死体が流れ着いているのを見つけました。
夏に比べて、冬はこういった“置き土産”に出会うことが多いです。潮や地形の影響でしょうか、時には2つ、3つと近くにまとまって流れ着いていることもあります。

食べるものの少ないこの時期、大型の海棲哺乳類の死体は野生の生き物たちにとって、またとない御馳走です。目ざといカラスやカモメたちはすでに群れをなしていましたが、海の生き物のぶ厚い皮と脂肪は、彼らのクチバシには少々荷が重いようで、遠巻きに騒いでいるだけでした。
こういう時、まず外皮を食い破るのはワシやキツネなどの強靱なアゴとするどい牙、クチバシを持つ生き物たちで、その後にようやくカラスやカモメ、小動物たちが肉にありつけます。時には、カラ類などの小鳥も脂をついばみに来ることがあります。

一度穴が空くと、大きな体は日を追うごとにみるみる骨と皮だけになっていきます。
あたりの砂には色々な足跡が無数に残っており、一頭のクジラの死が、多くの生き物たちの生きる糧になっている様がよく感じられます。
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■のんびり自然観察会 参加者募集中■
来年1月18日(日)に「のんびり自然観察会」を実施します。ただいま参加者募集中です。詳しくは、【イベント】または12月11日のブログ記事をご覧下さい。

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by seabirdcenter | 2008-12-25 17:22 | 【自然情報】オロロンライン

鳥インフルエンザのモニタリング調査

先日、環境省と北海道によりウトナイ湖で行われた、野鳥の高病原性鳥インフルエンザウィルス保有状況調査(カモ、ハクチョウ類の糞便採取調査)に参加しました。

この調査は本ウィルスの早期発見のため全国で行われている通常時のモニタリング調査で、道内ではウトナイ湖の他、クッチャロ湖や涛沸湖など、ガン・カモやハクチョウの飛来地で行われているものです。
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ウトナイ湖野生鳥獣保護センターで、環境省自然保護官から調査方法について説明を受け、マスクやゴム手袋をして湖畔へ。
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カモ類とハクチョウ類に分けて、それぞれの糞便をサンプル管に入れていきます。採取する糞便が重複しないよう、調査員をグループ分けして行いました。
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集めたサンプル管は専門機関に送られ、本ウィルス保有の有無について調べられます。

【野鳥を怖がらないで】
この調査は、野鳥が本ウィルスを持ち込む可能性があるため(他にも人の動きや物流などによる拡大が考えられます)、その早期発見のために行われていますが、だからといって野鳥が危険なわけではありません。

高病原性鳥インフルエンザは、ニワトリなど家きんから人への感染が報告されていますが、野鳥から直接人に感染したことが確認された例は世界的にありません。また、家きんからの感染の場合も、感染した家きんの糞便を大量に吸い込むなどの特殊な場合をのぞいて、通常では人に感染しないと考えられています。

野鳥に限らず野生生物は、本ウィルス以外にも様々な病原体を持っている可能性があるので、死体や糞便などに直接触れてはいけません。ですが、近づいただけで感染するものではありません。これらは観察後の手洗いで、十分に防げるものです。

どうか、野鳥を怖がらず、これまでどおりバードウォッチングや自然観察を楽しんでいただけたらと思います。

※こちらもご覧下さい
「野鳥を怖がらないで」(北海道新聞道北版「北極星」に海鳥センター担当が執筆 12月8日掲載)

※参考サイト
野鳥を怖がる必要はありません((財)日本野鳥の会のホームページ)
鳥インフルエンザに関するQ&A(感染症情報センターのホームページ)
高病原性鳥インフルエンザに関する情報(環境省のホームページ)

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by seabirdcenter | 2008-12-23 12:28 | インフォメーション

リサイクルキャンドルでクリスマス

昨日、今年7回目のジュニアレンジャーミッション(研修会)を行いました。今回はリサイクルキャンドルづくりです。町内の環境活動グループ「羽幌環境会議」のみなさんに、作り方を教えていただきました。

今回作ったキャンドルは3種類。廃油から作るリサイクルキャンドルと、ローソクを溶かして作るフローティングキャンドル、そして、フローティングキャンドルを作るときにできる、あまったロウを使ったカラフルなキャンドルです。

リサイクルキャンドルは、熱した油に油処理剤(油を固めるタイプのもの)を混ぜて、ガラスのコップに注いで作りました。
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フローティングキャンドルは、溶かしたローソクにクレヨンで色づけし、薄く固めてクッキー型で型抜きをして、2、3枚重ねて芯を通します。とてもかわいらしいキャンドルで、水に浮かべて使います。
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思い思いのキャンドルをつくった子どもたちは、とても満足した様子。クリスマスには電灯を消して、キャンドルの暖かな明かりで過ごしてもらいたいですね。
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羽幌環境会議のみなさん、作り方の指導などありがとうございました!

※今回、作り方の指導でお世話になった羽幌環境会議のみなさんは、町内で河川の水質浄化事業(カキの貝殻入れ)や、廃油を使ったリサイクルプリンせっけんの普及、まちあかり運動などに取り組んでおられます。

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by seabirdcenter | 2008-12-21 13:37 | ジュニアレンジャー

ウミアイサ

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山の際に渡る秋沙の行きて居むその川の瀬に波立つなゆめ −作者未詳(万葉集 巻七1122)

古くは万葉の時代から人々に親しまれて来たアイサ(=秋沙)の仲間。
一説には、アイサの名前は「秋去り」または「秋早」から転じたものとも言われており、日本の広い範囲に冬鳥として渡ってきます。

この内、ウミアイサは冬の港等で見られ、ボサボサ頭に赤い目、とがったクチバシと、とても見分けやすい鳥です。カモ目カモ科に分類されますが、他のカモの仲間と比べて、全体的にシャープな印象を受けます。

クチバシには鋸歯状の'かえし'がついていて、餌を捕まえるのに役立っています。他の鳥が空手の時でも、ウミアイサだけはしっかり魚を捕まえている姿もよく見かけます。
一方で、捕まえた魚を飲み込もうとしてモタモタしているところを、目ざといカモメたちに見つかって、あえなく魚を奪われてしまうこともしばしば。冠羽をしょんぼり下げて去って行く姿は、野生の哀愁を感じさせますが、愛らしくもあります。

羽幌の港では晩秋から春先にかけて見ることができます。ぜひ探してみてください。




■のんびり自然観察会 参加者募集中■
来年1月18日(日)に「のんびり自然観察会」を実施します。ただいま参加者募集中です。詳しくは、【イベント】または12月11日のブログ記事をご覧下さい。

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by seabirdcenter | 2008-12-19 10:30 | 【自然情報】羽幌

ウミガラス保護増殖分科会の報告

15日に、環境省北海道地方環境事務所が開催したウミガラス保護増殖分科会にオブザーバーとして出席してきました。16日に北海道新聞朝刊の記事にもなっていたので、ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、ご報告いたします。
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■今年は赤岩対岸で3羽が巣立ちました。天売島での繁殖成功は2003年以来5年ぶり、赤岩対岸での繁殖は6年ぶりとなります。
※これまで赤岩対岸で2羽の巣立ち確認と発表してきましたが、島民の目撃情報などから3羽が巣立ったと訂正されました。

■来年度以降の保護対策を、これまでの「屏風岩」から「赤岩対岸」へとシフトします。屏風岩では2006年から3年連続で繁殖に失敗しており、今年繁殖に成功した赤岩対岸へ力点を移すことになります。

具体的には音声装置の設置と、赤岩対岸にすでに設置されている古いデコイを撤去し、新しいデコイに取り替えていくこととしています。

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by seabirdcenter | 2008-12-18 11:33 | ウミガラス保護増殖事業

【期間限定】留萌管内のトンボの写真展示を行っています

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海鳥センターでは『留萌管内 田んぼ周辺のトンボたち』と題して、特別展示を行っています。
展示している写真は、留萌農業改良普及センター職員の山崎さんが撮影したもので、管内の田畑の周りで山崎さんが実際に確認したトンボの仲間、28種類の生き生きとした姿が用紙いっぱいに写し出されています。

この内、当施設も事務局として関わっているビオトープ【自然空間はぼろ】で撮影されたマダラヤンマは、北海道レッドデータブックで希少種に指定されており、留萌管内で初めて見つかったことで分布北限を更新したことが、新聞にもとりあげられました。
ビオトープでは、マダラヤンマも含めて14種のトンボの生息が確認されており、活動の成果がこのようなかたちで確認できたことを、関係者は喜んでいます。

トンボの仲間は、水辺と林の両方を必要とする生き物で、自然環境の豊かさをはかる指標生物としても扱われています。
そんなトンボたちの魅力が間近に感じられる今回の展示、ぜひ一度ご覧ください。
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by seabirdcenter | 2008-12-17 17:05 | 展示紹介

餅つきをしました

今日は町内の子ども団体「羽幌町寺小屋塾」の行事のお手伝いで、餅つきをしてきました。寺小屋塾は、田植え体験や、野菜作り、豆腐づくりなどの体験学習を行っている団体です。
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子どもたちも頑張ってみんなで楽しくついた餅は、お汁粉ときなこ餅にしておいしくいただきました。
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また、まゆ玉という正月の飾り付けもつくりました。短冊に願い事を書いて、公民館に飾りました。
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毎年、この時期に行っている行事で、餅つきをするといよいよ今年も終わりだなぁ、と思ってしまいます。

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by seabirdcenter | 2008-12-14 15:22 | 行事報告

動画の配信をはじめます

海鳥センターでは、みなさまに道北の豊かな自然を紹介していくため、動画による野生動物の映像記録にも力を入れています。

海鳥センター展示室では、デジタルフォトフレームを利用した、これら動画の展示を始めています。
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また、当ブログ【海鳥日記】でも、動画配信サイトYouTubeを利用して、これら動画を配信することにしました。写真とはひと味違い、野生動物の生き生きとした行動をお伝えできるのではないかと思っています。
まずは、第一弾として今年羽幌町で繁殖していたエゾフクロウの動画をご紹介します。



今後は、海鳥調査で撮影している映像など、リアルタイムの自然情報もご紹介していきたいと考えていますので、お楽しみに!

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by seabirdcenter | 2008-12-13 15:28 | インフォメーション

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