海鳥日記

カテゴリ:コーヒーブレイク( 49 )

退職のごあいさつ

こんにちは、北海道海鳥センターの長谷部です。

これまで北海道海鳥センターの自然保護専門員として6年間天売島のウミガラス、ケイマフリ、ウミスズメの保護や調査を主に担当してきましたが、3月をもちまして退職することになりました。
f0159390_0373199.jpg


はじめの3年間は消滅しかかったウミガラスの繁殖地からヒナを巣立たせることを目標としてきました。ウミガラスのヒナが巣立つようになった4年目からは繁殖数の増加と繁殖生態の解明に目標が移りました。同時に、同じ天売島で繁殖する重要種のケイマフリやウミスズメの繁殖生態の解明にも目を向けました。特にウミスズメは国内で現在確認繁殖地が天売島だけにもかかわらず、繁殖生態や個体群の規模が明らかになっていませんでした。天売島ですら繁殖記録が長い間ない状態で、ウミガラスとは異なり具体的な保護対策がされていなかったため、4年目からはアメリカ人の専門家と共同でウミスズメを重点的に取り組みました。

このほか、焼尻島や増毛町雄冬地区、礼文島の海鳥の繁殖状況や羽幌港の人工物上のオオセグロカモメの巣など、道北の日本海側の海鳥についても取り組んできました。

こうして、天売島以外の様々な海鳥の繁殖地を見てきて気付いたことが、天売島ほど多くの種類の海鳥が繁殖していて、数も多い繁殖地は他にないということでした。海鳥繁殖地としての天売島の重要性に気付きました。

この6年間、北海道海鳥センターのスタッフや北海道海鳥センター友の会の皆様、天売海鳥研究室、天売島の方々の支援があり、温かく見守っていただいたため、事故もなく様々なことに取り組むことができました。この場を借りてお礼を申し上げます。

実際のところ、どの調査もまだまだ途上ですが、後は私の後任の活躍に期待したいと思います。

4月からは同じ道北のサロベツ湿原センターで働くことになりました。今度の仕事場は湿原なので、海鳥から離れることなりますが、同じ道北の日本海側なので、年に数回は天売島を訪れ海鳥の調査を手伝いたいと思っています。

また、有志で立ち上げた『北海道海鳥保全研究会』の活動として、これまで海鳥の調査が行われたことのない礼文島の海鳥の繁殖調査始め、取り組んで行きますので今後ともよろしくお願いします。

これまでブログを読んでいただき、ありがとうございました。それでは皆様お元気で。

近いうちにサロベツ湿原センターのブログでお会いしましょう。



[PR]
by seabirdcenter | 2015-03-31 01:20 | コーヒーブレイク

天売島のキョウジョシギ(2012年5月)

2012年5月29日の天売島のキョウジョシギの映像です。

海草に隠れた餌を探しているようです。体の色は乗っかっている岩礁によく似ています。


古い動画を整理して、まだ公開していないものを発見しました。



[PR]
by seabirdcenter | 2014-02-13 12:16 | コーヒーブレイク

はじめまして、今更ですが…

昨夜からの雪で、羽幌の町はまた雪景色になりました。これから雪予報が続くので、本格的な冬本番となりそうです。
さて、少し今更感がありますが10月から環境省羽幌自然保護官事務所に自然保護官として勤務することになりました竹中康進(たけなかやすのり)といいます。
早いもので羽幌に来て2ヶ月近くなりますが、羽幌の自然と温かい地元の方々、甘エビなどの美味しい食べ物に支えられ、楽しくやっています。
前任は同じ道内の釧路湿原で、以前に札幌にもいたこともあるので環境省生活の約半分は北海道での勤務になります。海外のブラジルにも3年間住んでいたこともあります。
羽幌ではウミガラスに関する仕事がメインになりますが、地域のシンボルであるウミガラスがもっと身近な存在になるよう、頑張っていきたいです!
是非、海鳥センターに来られた際は声をかけてもらえたらと思います。

f0159390_13533782.jpg

[PR]
by seabirdcenter | 2013-11-28 13:56 | コーヒーブレイク

ヒブナに変身

自宅で飼っていたフナの体色が突然変化しました。

水槽の壁が汚れていたのでいつからなったか正確に覚えていませんが、水槽の壁を掃除したときに色が薄くなり頭が黒くなっていたのに気づきました。始めは病気かと思いましたが、だんだん橙色に変化していきました。元々は右にいるフナと同じ色をしていました。
f0159390_14451998.jpg
8月12日


ほとんんど橙色がついて尾びれに少し元の色が残っている程度です。左に見えるのはドイツゴイです。
f0159390_14455194.jpg
8月28日



このヒブナは2008年に札幌の豊平川の支流で捕まえたものです。このときはまだ稚魚でした。
f0159390_14505197.jpg
2008年の捕獲時


そのときからずっと飼っていたのですが、小さい水槽でたくさん飼っていたのであまり大きくなりませんでした。

あわててネットで調べてみたところ、ヒブナであることがわかりました。金魚とは異なり、1年くらいの35cmくらいになってから変化するそうです。ただ、うちのは15cmくらいしかなく、5年たっているのでかなり小さいです。

縁起が良いので大切にします。



[PR]
by seabirdcenter | 2013-09-01 14:43 | コーヒーブレイク

根室でエゾライチョウ

8月16日に根室でエゾライチョウを見ました。

根室へは海鳥の調査のため、2泊3日の予定で行きました。

無人島での調査を終え、泊まるところへ向かう途中に近道をしようとして林道に入りました。
そこはうっそうとしていていかにもエゾライチョウが出そうな場所でした。

車を走らせていると林道を5羽のエゾライチョウがあるいていました。そのうち2羽は左側の林のほうに飛んでいきました。残りの3羽くらいは右側の路肩のうほうに歩いて逃げていきました。

車をとめてじっとしていると右の路肩のほうに幼鳥の雄?が顔を出しました。
f0159390_13401145.jpg


もう少し待っていると今度は左の林道から幼鳥の雌?が林道を横断し右側の路肩に入りました。
f0159390_1342561.jpg


もう少しするともう1羽が・・・。

幼鳥と言っても大きいですが、無事に再会できたようです。

車をしばらく走らせるともとの道道に戻ってしまい、近道のもくろみは失敗に終わりました。



[PR]
by seabirdcenter | 2013-08-19 13:50 | コーヒーブレイク

宮島沼に行ってきました

今日からクールビズですが、羽幌は所々に雪が残っていてまだまだ寒く、上着が手放せません。しかし、鳥の世界では渡りの最盛期。羽幌上空をガンやハクチョウの群がいくつも通過しています。

マガンの渡りの中継地になっている宮島沼では、6万羽を越えるマガンが飛来しているということで、早朝に沼から飛び立っていく「ねぐら立ち」を見に行ってきました。
f0159390_11353116.jpg

この日(4月30日)は、朝焼けがきれいでした。宮島沼水鳥・湿地センターによると前日にねぐら入りしたマガンの数、なんど7万3千羽!
f0159390_11353674.jpg

水面にいる無数のマガンの鳴き声が一際大きくなったあと一瞬静かになり、直後に一斉に飛び立ち、羽音に全身を包まれます。この日のねぐら立ちは4時15分頃と20分頃、30分頃の数回に分かれていましたが、7万羽を超えていたので、いずれも圧巻でした。
f0159390_11355845.jpg
f0159390_11352525.jpg

ゴールデンウィーク中、まだまだ楽しめると思いますので、出かけてみてはいかがでしょうか。ただしマガンを驚かさないように、撮影にフラッシュは使わないなど、観察マナーを守ってくださいね。

マガンのねぐら立ちを見た後は、北上して海鳥センターにもぜひ来てください。ウトナイ湖野生鳥獣保護センター(苫小牧)→宮島沼水鳥・湿地センター(美唄)→北海道海鳥センター(羽幌)→サロベツ湿原センター(豊富)というように、自然系施設の「渡り見」もオススメです。

( I )


【関連リンク】
宮島沼ホームページ(基本情報、観察マナーはこちら)
宮島沼水鳥・湿地センターFacebook(最新情報など)
[PR]
by seabirdcenter | 2013-05-01 11:48 | コーヒーブレイク

別府の鳥

3月終わりに宮崎県の門川町に行く途中で友人のいる大分県の別府に行きました。

来る日は北海道はまだ雪が降っていましたが、大分ではすでに桜が満開になっていました。
f0159390_1324269.jpg


鳥もたくさんいました。

シロハラです。北海道でも春と秋に渡りの時期にいます。
f0159390_13133740.jpg


これはコサギです。羽幌ではとても珍しい鳥です。繁殖羽になっていて頭と尾部には飾羽根があります。
f0159390_13142972.jpg


ツバメもたくさんいました。北海道に渡ってくる個体もいます。
f0159390_1315210.jpg





[PR]
by seabirdcenter | 2013-04-08 13:25 | コーヒーブレイク

霧多布湿原センター

3月上旬に浜中町にある霧多布湿原センターにいってきました。

ここはウッドカービングが充実しています。
f0159390_1146661.jpg


オオワシの大きなウッドカービングがつるされていました
f0159390_11565656.jpg


エトピリカもいました。
f0159390_11575041.jpg


かつては霧多布沖の島でエトピリカが繁殖していました。

2階には木のおもちゃがあり眼下には霧多布湿原が一望できます。
f0159390_11584023.jpg


広い図書コーナーもありました。
f0159390_121954.jpg


この他、喫茶や販売スペースもあり、ゆっくり時間をかけて楽しめそうなビジターセンターでした。





[PR]
by seabirdcenter | 2013-03-09 12:04 | コーヒーブレイク

濤沸湖水鳥・湿地センターにいってきました

網走にある濤沸湖に行って来ました。

濤沸湖にはこれまで観察小屋があるだけでしたが、最近あらたにビジターセンターができました。
f0159390_111359100.jpg


中には濤沸湖のなりたちややってくる水鳥についての展示がありました。
f0159390_11121237.jpg


中から望遠鏡を使って屋内から水鳥を観察することができます。
f0159390_11221265.jpg


濤沸湖はこの時期凍結していますが、海とつながった部分は氷が開いていて、そこへカワアイサ、マガモなどが集まっていました。
f0159390_11181028.jpg






[PR]
by seabirdcenter | 2013-03-08 11:05 | コーヒーブレイク

屋根の雪下ろし

今年もスロープの屋根の雪下ろしをしました。この日は風もなく雪も降らず気温が低かったので、絶好の雪下ろし日和でした。
f0159390_1530466.jpg

羽幌町も今年の冬は何度か大雪が降り、去年よりも屋根の雪が多く積もっていました。固く重たくなった雪が何層も積もっています。
f0159390_1603132.jpg

作業はお昼過ぎから行いましたが、終了したのは夕方でした。長時間の除雪作業はかなりの重労働です。
今年も各地で大雪となり、留萌では交通にも支障がでています。羽幌町でも、ほぼ毎日のように至るところで除雪作業に追われています。雪国にお住まいのみなさん、除雪作業で風邪を引かないようにお気を付け下さい。また、海鳥センターにお越しの際は車の運転にも十分お気を付け下さい。

(Y)
[PR]
by seabirdcenter | 2013-01-09 16:39 | 未分類

北海道海鳥センター 日々の出来事
by seabirdcenter
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

検索

最新の記事

北海道海鳥センターfaceb..
at 2016-05-05 13:41
あしあと
at 2015-12-25 12:43
羽幌町の積雪
at 2015-12-22 11:51
シノリガモ・クロガモ
at 2015-11-21 14:59
オツネントンボ
at 2015-11-11 12:50
マガンの群れが羽幌を通過して..
at 2015-11-05 10:51
「天売猫のお話しと見学会」を..
at 2015-10-27 15:12
カシラダカ
at 2015-10-23 15:01
ツルシギ
at 2015-10-14 15:42
ミヤマカケス
at 2015-10-10 12:51
海鳥研究発表会を開催します!
at 2015-10-01 16:42
カワセミ
at 2015-08-29 14:24
ウミガラス保護増殖事業の機器..
at 2015-08-27 12:24
羽幌の野鳥
at 2015-08-27 11:20
ウミガラスの繁殖が終了しました!
at 2015-08-27 08:02

ブログジャンル

画像一覧

イラスト:まるめな