ケニア旅行記(5)旅の道具と情報編
ケニア旅行記最終回は、これからケニア旅行をされる方に、少しでも参考になればと思い、旅で使用した道具や関連する情報について、紹介したいと思います。
■観察・撮影の道具について
今回の旅で、私が野生生物の観察と撮影のために持って行った道具は以下のとおりです。
・双眼鏡(8倍×42)1台
・デジタル一眼レフカメラ本体 1台
・レンズ3本(300mm f2.8+1.4倍テレコン、14-24mmズーム、28-300mmズーム)
・コンパクトデジカメ(防水タイプ)1台
・予備バッテリー、充電器、変換プラグ、CFカードの予備、清掃道具など
・図鑑 哺乳類→フィールドガイド・アフリカ野生動物(小倉 貫太郎 著)
鳥→Birds of East Africa: Kenya, Tanzania, Uganda, Rwanda, and Burundi (Terry Stevenson、 John Fanshawe)※洋書です
三脚は持って行きませんでした。国立保護区内は基本的にサファリカーから出られず、車内からの撮影となります。そのため、三脚は必要ないと思います。
双眼鏡やカメラなどの光学機器は、手荷物として預けることに不安があったため、カメラバッグに入れて機内に持ち込みました。 カメラバッグの容量がそれほど無かったので、その中にギリギリ収まるカメラ本体1台とレンズ3本を持って行ったのですが、レンズは2本に減らしてでもカメラ本体をもう1台持って行けば良かったと思いました。サバンナは乾燥していて尋常ではない量の土埃が舞っています。その中でのレンズ交換はできれば避けたいので、交換レンズを多く用意するより、本体にレンズを装着した状態で2セットあった方が、さまざまな場面に対処できると思ったからです。
■その他、旅の情報について
今回のケニア旅行では既存のパッケージツアーに参加するのではなく、現地に強い旅行会社に旅行のコーディネートを依頼しました。その方がじっくりと観察や撮影ができると思ったからです。行程を作成する際に、哺乳類だけではなく野鳥観察もしたいと伝えました。その結果、野鳥がたくさん見られる場所を訪れることができ、全行程を案内してくれたドライバー兼ガイドは野鳥に詳しい方になりました。
サファリカーはワンボックスカーの屋根を改造して開くようになっています。観察や撮影は、この開いた屋根から行います。
国立保護区内だけでなく、移動中の幹線道路も未舗装の悪路が多いです。振動と土埃はあきらめるしかありません。
宿は、写真のようなロッジに宿泊しました。設備も整っていて快適です。電気は普通に使えたのでカメラの充電も問題ありませんでした。
マサイマラではテントロッジに宿泊しました。大きな常設テントの中にベッドやホットシャワー、水洗トイレが入っています。発電機が夜10時に止められるので、それ以降は真っ暗になります。ヘッドランプ必携です。また、カメラの充電も、それまでに終えておく必要があります。 夜には動物の鳴き声や足音が近くで聞こえ、サバンナに泊まる楽しさを味わうことができます。個人的にはすべて整ったロッジより、このテントロッジの方が良かったです。
食事は、移動中のレストランや宿泊したロッジでも、大抵がバイキング形式なので、好きなものを選んで食べることができます。どれもとてもおいしく調理されていました。肉料理はパクチー(コリアンダー)が使われていることが多かったので、パクチーが苦手な人には辛いかもしれません。
移動途中に焼きトウモロコシ売りがいたので、チャレンジしてみました。日本で食べられている甘いスイートコーンではありません。日本では家畜の飼料用として栽培されているデントコーンです。甘みは無く硬いので、食べるとあごが疲れますが、噛めば噛むほど素朴な味がして、とても気に入りました。
というわけで、アフリカやケニア旅行と聞くと敷居が高いと感じるかもしれませんが、快適に旅を楽しむことができました。みなさんも、機会があればぜひ行って、サバンナを肌で感じていただければと思います。
第1回「サンブル国立保護区」は→こちら
第2回「ナクル湖国立公園」は→こちら
第3回「バリンゴ湖・ナイバシャ湖」は→こちら
第4回「マサイマラ国立保護区」は→こちら
( I )
■観察・撮影の道具について
今回の旅で、私が野生生物の観察と撮影のために持って行った道具は以下のとおりです。
・デジタル一眼レフカメラ本体 1台
・レンズ3本(300mm f2.8+1.4倍テレコン、14-24mmズーム、28-300mmズーム)
・コンパクトデジカメ(防水タイプ)1台
・予備バッテリー、充電器、変換プラグ、CFカードの予備、清掃道具など
・図鑑 哺乳類→フィールドガイド・アフリカ野生動物(小倉 貫太郎 著)
鳥→Birds of East Africa: Kenya, Tanzania, Uganda, Rwanda, and Burundi (Terry Stevenson、 John Fanshawe)※洋書です
三脚は持って行きませんでした。国立保護区内は基本的にサファリカーから出られず、車内からの撮影となります。そのため、三脚は必要ないと思います。
双眼鏡やカメラなどの光学機器は、手荷物として預けることに不安があったため、カメラバッグに入れて機内に持ち込みました。
■その他、旅の情報について
今回のケニア旅行では既存のパッケージツアーに参加するのではなく、現地に強い旅行会社に旅行のコーディネートを依頼しました。その方がじっくりと観察や撮影ができると思ったからです。行程を作成する際に、哺乳類だけではなく野鳥観察もしたいと伝えました。その結果、野鳥がたくさん見られる場所を訪れることができ、全行程を案内してくれたドライバー兼ガイドは野鳥に詳しい方になりました。
というわけで、アフリカやケニア旅行と聞くと敷居が高いと感じるかもしれませんが、快適に旅を楽しむことができました。みなさんも、機会があればぜひ行って、サバンナを肌で感じていただければと思います。
第1回「サンブル国立保護区」は→こちら
第2回「ナクル湖国立公園」は→こちら
第3回「バリンゴ湖・ナイバシャ湖」は→こちら
第4回「マサイマラ国立保護区」は→こちら
( I )
by seabirdcenter
| 2012-03-17 11:41
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イラスト:まるめな