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海鳥日記

焼尻島の自然情報

ゴールデンウィーク明けに、焼尻島で自然散策をしてきました。
焼尻島はオンコ・花の島というイメージがありますが、野鳥の姿もたくさん見ることができます。
今回2日間で見ることができた、花と鳥をご紹介します。
羽幌港をでて20分。海上では、ウトウ、ウミウがそれぞれ5〜10羽の群れでプカプカ泳いでいます。焼尻港へ近づくにつれ、ウミネコの姿もたくさん見られます。
焼尻港周辺には鮮やかなスイセンが斜面一面に咲いていました。羽幌町よりも暖かく感じられた焼尻では、エゾタンポポもすでに開花!キバナノアマナも咲いており、春到来といった雰囲気でした。

民宿や、お食事処に無料で置いてある「焼尻島花カレンダー」を手に、本格的に散策開始です。
マップには散歩コースが3つ紹介されており、4、5キロの道をブラブラ約2時間半かけて歩きました。森へ入るとすぐエゾエンゴサクの群落が奥へ奥へと広がっており、たくさん見られます。可憐なエゾイチゲの花も至るところで見られました。
焼尻島の自然情報_f0159390_1531917.jpg
森の中は、美しいきれいな声や、派手な鳴き声、シブい声でにぎやかでした。美しい声の持ち主は、オオルリ・ルリビタキ、派手な鳴き声はノゴマ、シブい声はツグミです。
GW前後に群れをなして多くの種が飛来したそうで、アトリ・キビタキ・シメ・アオジ・カワラヒワはたくさん見られました。数は少ないですが、コサメビタキ・センダイムシクイ・シジュウカラ・アカゲラ・ヤマガラも確認できました。
森内にある雲雀ヶ丘公園内の池では、大きなザゼンソウとミズバショウが堂々と咲いているのが見られます。
森を抜け海岸沿いを歩いていると、海上ではウミアイサとシノリガモのつがいに会えました。

自然散策に、双眼鏡は必需品です!海鳥センターでは、双眼鏡と海鳥&山野の鳥ブックの3セットの貸出を行っています。(有料200円+保証金800円)本は大変コンパクトで持ち歩きに便利です。

また、海鳥センター内にある、「さえずりや」では留鳥と今が旬の鳥の鳴き声が聞けます。観察の事前学習にいかがですか?

飲み物やお菓子、船酔いが心配な方は酔い止め薬等をご準備して、島散策をお楽しみください!
(Z)
by seabirdcenter | 2010-05-09 15:16 | 【自然情報】焼尻島

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